既製品を組み合わせてリモートワーク用の憑依端末を作る

新型コロナで、出掛けられない時期が長くなっている。しかし、家に居て、Zoomで繋がっていても、何か新しい出来事が起きることは稀で、結局、家の中のコンテンツに制限されてしまっている。 外に出て、事物を出会わないと、世界は動いて行かない。

ということで、iPadでのFaceTimeと四足歩行ロボットのSpotを組み合わせたユニットで、人間自身は家に居たままで、外に出て歩き回れるユニットを見つけて、おお、これこそ、と感心している。

wired.jp

Spotの安定した歩行は定評があるし、ちょっとした階段位なら、平気で昇降してしまう。 それに、画質と音質の高さで定評のあるFaceTimeで憑依して、出先にどんどん出掛けて行けたなら。 贅沢言えば、もう少し画面が高くて、椅子に座った大人の顔の高さ、と、立って歩く大人の顔の高さ、の2モード欲しいところだけれども。

これのままだと、単に自分が行ける場所が2箇所になるだけだろ、と思うかも知れないが、このユニットが、世界中に数百万台存在して、自分が、そのユニットの空いてる奴に、スッとログインして、同じ具合で使えるとしたらどうだろう。 自分の移動時間を殆どゼロにして、世界中を飛び歩くことが出来るようにならないか?

30年前、ノベル社に勤めていた時に、このアイディアを思いついて、友人に熱心に「これで会社作れないかな」と説いたのだけれど、誰も「無茶だ」と乗って呉れなかった。 確かに、あの時期では、ネットワークも遅かったし、ハードウェアもささやかなパワーしか持っていなかった。 足回りとして考えていたのも、モーターを付けた車椅子、だったし。

しかし、今は、もう、こんな強力なハードウェアが簡単に手に入る時代になってきている。 あとは、やるだけ、だろう。