皇居のお堀の柳が芽吹いて美しい

今朝は雨が止んで、しかし地面は湿った状態なので、やはり花粉の飛散量は少な目のような気がする。 用心してマスクはかけたまま出勤する。

皇居の御濠の柳が薄緑色の葉をつけはじめて、嬉しい。 本当に春を感じる。 水中でも鯉の動く速度が冬季よりずっと速くなっているのが分かる。 あとは亀が泳ぎだしたら本当に春だな、と実感出来るのだけれど、今日はまだ一匹も見かけなかった。

柳の緑の色の描写で「薄緑」と書いたが、本当は黄色っぽい緑で、黄緑と書くべきなのかもしれない。 しかし「黄緑」という語感が余り好きになれなかったので薄緑を使ったのだが、色名としては正しくないかも知れない。

以前、銀座伊東屋で日本の色彩名サンプル、とかいう名称の色見本帳を見かけて、買おうか迷ったことがあった。 浅黄色、利休鼠色、等のどんな色なのか良く分からなかった色がそこには表現されていて、昔の日本人の細やかな感覚に驚愕した覚えがあったが、僕もこれ位の年齢になってきたら、もう少し多くの語彙と表現力を身に付けて、違いの分かる中年になりたいものである。