キャノンのセミナーに行く
梅雨の中、朝から夕方までキャノンのセミナー。 複合機は既に他社製品を入れているので、直ぐにキャノン製品を入れるという風にはなるまいと思うが、名刺印刷用のプリンタなんかは考慮したいと思っている。
多機能プリンタ(ファックス、コピー、プリンタ、スキャナ)の講釈だった午前中のセミナーは、全然新奇な内容が無く、期待はずれだった。
午後一番のインプレス社のインターネットマガジン編集長の「blogとWikiのビジネス利用」は、結構興味のあるところだったのだが、他の参加者があまり両方に知識が無く、基本的な部分の説明に終始してしまったのが残念だった。 しかし、RSSリーダーが素晴らしく多機能だということが解り、欲しくなった。
午後二番目のキャノンの総務部の人によるSタワーへの3000名の移転プロジェクトにまつわる話が一番面白かった。 僕が某国で移転したオフィスの規模より遥かに巨大である。 しかし、色々問題になる部分は、サイズに関わらず結構似ている。
- トップダウンでの方針の強制
- 全体最適化の最優先、部分最適化の徹底的排除
- レイアウトの標準化の徹底
- レイアウト変更の費用激減、約5%〜10%に低下
- 全員フリーアドレス、一人私物は可動ワゴン1台(内勤)
- 外勤社員には小さなロッカー一個しか与えない
- 1,800人容量の空間に3,000人を収容
- カタログセンター、オフィスサプライセンター等、集中化
- 実質的には紙ファイル分量の75%削減
- 引越前には紙ファイルの電子化は行わず、引越後に開始
- 新オフィス使用教育の為に、CD-ROM作成配布
- セキュリティ問題の見直し
- リスクマネジメント、情報漏洩への対応
- 複合機の機能の中では、スキャナが一番便利だが、教育不足
色々面白いエピソードもあったのだが、全部はメモ出来なかった。 しかし僕も、これに類するような大規模なオフィス移転とか、一度やってみたい気もする。(多分、死ぬほど大変であろうが)