愛のアランフェス

昨日の晩は、22時頃、寝に行ったのだが、全く眠れなかった。 湿度が高いのと、布団が吸湿性の低い化繊と思われる材質のものに当たってしまったこと、他にも色々あって苛苛していたのだろう。 23時過ぎ、益々眠れなくなってしまった。 睡眠不足で疲れきっているのに、珍しいことだ。 仕方ないので起きて、一人、一階で心を落ち着けようとした。 こういう時の僕の選択肢は大抵、お気に入りの漫画を読んで集中し、気を紛らわせる、というものだ。

気に入った作品が必ずしも全部一階に置いてある、という訳でも無いし、長編過ぎると眠る時間が無くなってしまう場合もあるんで、昨夜は槙村さとる「愛のアランフェス」を選んだ。 ちょっと前、文庫本サイズで4冊揃えを購入したものだ。 フィギュアスケート漫画で、好きな作品の一つだ。

読み始めると、段々に集中し、嫌な気分も忘れて引き込まれて行く。 槙村さとるの作品の中では、一番好きな作品だし、無駄な伏線が無い、濃密な構成だ。 結局4巻まで読了して、再度布団に入ったのは1時頃だったが、それだけ時間が経っても、蒸し暑さは変わらずで、今朝起きてみれば月曜の朝から悲惨な睡眠不足だけが残った。