さらばロンドン

朝、6時半に起きて、一生懸命荷造りと最後の忘れ物チェック。 トランクは、異様なほど重く、ホリデーインの5階(イギリス方式の表記だから、実際には6階)の廊下の数段の段差でさえ、背骨が折れそうになる。 入らない荷物は全て背中のデイパックに詰め込んでいるので、肩にも凄い重圧。 やれやれ、ヒースローまで無事に行けると良いが。

チェックアウトの際、部屋からの電話料金がやはり思った通り、インターネット接続失敗の回数分全部チャージされているのを発見した。 特に24日は10回以上、コールしたので、1回1.5ポンド、全部で15ポンドもチャージされている。 フロントに説明して、これを2回に減らして貰った。(これは正直ベースの申告) そしたら、フロントの方では恐縮したのか、全部の日数について、毎日1コールしかしなかったことにしてくれると言う。 なんだか申し訳ないが、実際には彼らの交換機を通した接続を行っただけで、物理的な磨耗は一切起こっていないので、有難くお受けすることにした。

あと、滅茶苦茶に高いと思ったのは、クリーニング代。 到着した次の朝にクリーニングに纏めて出した分が、70ポンド以上。 これは今のレートで言うと14,000円以上になる。 こんな凄まじいコスト、自腹ではとても払えないから、会社で精算するときも、ちゃんと会社持ちになるように、確認しておかないとな。

実際には、三日目位に、試しに自室で手洗いでハンカチ、靴下、パンツ、シャツを洗って干しておいてみたのだが、夜洗って、次の日の夕方見たらすっかり綺麗に乾いている。 もしも自腹で旅するなら、絶対洗濯なんか外注するもんか、と思った次第。

結局、最初の二日は189ポンドで、日本円では38,000円(!)のレート。 様々なサービス類を含めて、450ポンドだった。 後の三日は自腹だったのだが、これが189ポンド、139ポンド、139ポンド、と金曜・土曜特別割引が効いて、少し安かった。 しかし、ロンドンではホリデーインでさえも、随分高いんだな、と感じた。 もし、プライベートで旅行するなら、絶対こんな高いところには泊まるものか、とも思った。