聖光学園の学校説明会

次に長男と一緒に聖光学園へ向かった。 まだ一時間以上前に山手駅に到着したので、学校への途中の公園でユックリしてゆこうと思ったが、公園の前を膨大な数の父母が通ってゆくので、席が無くなると困るな、と思い、早めに学校に向かった。

説明会は、時間通りに開始された。 校長先生がカナダ出身の修道士なのだが、イエズス会なのかな? 非常に「キッチリ」した感じで、時報が鳴った瞬間に「これから開始します」と司会の挨拶の前に自分でスピーチを開始した。 最後も「質問は5件とする」と言って、その通りに終りにしようとした。(結局、下らない質問があと一個出て、6件だったが)

「紳士たれ」というのが教育方針だそうで、なかなか良い。 まあ、学校側としては人間として立派な子供を育てる、という方針がハッキリしている。 カソリック校だが、無理に宗教に勧誘することも無いらしいし。

実は、僕はこの学校の大ファンなのだ。 以前、文化祭を観に来た時、米国のイラク攻撃に対しての背景、理由、意見を纏めて、校内での討論会を企画し、それを見事に発表に纏め、父兄に対しても「貴方はどう思うのか?」と問うた展示企画には感動した。 新聞部かな?と思って聞いたら「バドミントン部の有志です」という回答だったので、あれですっかりこの学校に参ってしまった。

長男が、世界の動きに対して、こんな関心の持ち方をして、自分でそれに対してアクションを起せるような、そんな育ち方をして呉れたら、どんなに嬉しいだろう? 自分が社会に出て、コーネル大学に留学するまで、殆ど社会的なことに主体的な関心を持たなかった、ということを考えても、こんな子供達の居るこの学校に憧れを感じてしまう。

家内と長男と一緒に横浜まで行き、長男はそこから戸塚の塾へ、家内と僕は買物して、お茶してから平塚に戻った。