長男が一分刈の坊主頭になったわけ

実際には6月31日の出来事だけれど。 帰宅して、いつもの三分刈にした長男の顔を見たら、オデコの上の生え際の真中辺りが、異様に短く、そこだけ3〜4センチ四方が一分刈になっている。 「どうしたんだい、ここ?」と聞くと、どうやら母親に刈って貰う時、彼女が間違えて「スキカル」のアタッチメントを付け忘れ、一部だけが短くなってしまったらしい。

さて、どうしたものか。 部分的に長さが違う髪、といえばモヒカン刈りなんか、結構、アバンギャルドで、小学5年生にしては凄いだろうが、頭の真中辺りに短い処があっては、今回はそう出来ないだろう。 かといって、このままでは余りに珍妙で、明日学校で笑われるんじゃないか、と可哀想になってきた。

長男は「う〜ん、このままで行こうか、それとも、短くなってしまった部分に合わせて全体を一分刈にするか・・・」と悩んだ挙句、「じゃ、全体を短くして」と決断した。(というか、「短い方が絶対格好良いってば!」と一生懸命おだてたのだけれど。) 不安そうだったが、まあ、実際には思い切って短い髪にしてみるのも、一つの体験としては面白いものだろう、と思って、やらせてみたかったのも事実だ。

家内がバリカンで全体を短くしたが、彼女自身が不安なせいか、チョコッと刈っては又別の処を刈る、という繰返しで、仕上がりを見に行ったら、まるでゴッホの絵のようなテクスチャーになってしまっていた。 仕方ないので、僕が出馬し、下から頭頂に向けて、ユックリと真っ直ぐにバリカンを進めてゆき、全体を仕上げたら、やっと綺麗なクリクリ坊主が出来上がった。

生まれた時に、うつ伏せ寝で育てたこともあって、彼は実に頭の形が良い。 だから僕も、家内も心から「本当にカッコウ良いよ!」と言ってやったんだが、ちょっと不安そうだったんで「からかう奴が居たら、そのジャリジャリした頭で紙やすり攻撃しちゃいな。」と励ました。 実際、彼の短い髪で腕を擦られると、結構痛い。 

「さあ、明日、クラスに入って皆にこの頭を見せるのが楽しみだなぁ!」と言いながら寝ていったから、まあ、大丈夫だろう。

 ノートPC危機一髪

今日、いつも乗る湘南ライナーで座ってから、直ぐにメールチェックを始めたんだが、昨日も一昨日も睡眠が5時間切ってるので、疲労困憊して、目を明けていられない。 仕方ないので、愛機ThinkPad X24をパタンと畳んで、膝の上に載せ、上に手を置いて、そのまま眠ってしまった。 デイパックに仕舞おうかと思ったが、眠すぎてそれも出来ない程だった。

さて、辻堂辺りで目が覚めて、メール書きの続きをやろう、と思ったら、ディスプレーがスリープから立ち上がらない。 おや、と思って再起動をかけたら、今度はバックライト無しでスタートアップしている。 さては液晶のバックライトの光電管が死んだか? と思って青ざめた。 多分HDDは生きているんだろうが、ノートPCで液晶ディスプレーが使えなかったら、不便極まりないことになる。

7月18日から8月上旬にかけて3週間程、延々と海外出張になる予定なので、その時期にノートPCが不調だったらどんな恐ろしいことになるか、とか、やっぱりバックアップは毎日取らないとダメだ、とか、走馬灯のように色々な思いが頭の中を駆け巡った。

結局、自宅に戻って、電源を供給した状態で再起動したら、ちゃんとディスプレーもOKで、何とも無かったかのように作動しているんだが、考えてみれば、実に危うい橋を渡っているんだな、と思わざるを得ない。 湘南ライナーの中で、酔っ払いが僕の愛機の上にビールをこぼしただけで、もう明日から仕事に大きな障害が出てしまうんだから。 笑い事じゃ済まないなぁ。

出張した時も、いつでも、少なくともデータのバックアップは取りたいものだ。 だからポータブルタイプの80GBを、自前でもいいから買おう。 同じ金額でポータブルでない外付HDDだと250GBの容量になるんだが、こればかりは出張に持って行けなくては意味が無いし、常時携帯出来なければ、結局バックアップしないような気もするし。(多分、今使っているNotePCのHDDが30GBだから、余った部分にDVDのデータでもコピーして、電車の中で映画でも観るのかも知れないが)

光ファイバーを自宅に敷設したら、自宅にサーバを設置して、基本的にはデータは全部二重にして、ノートPCとそこに格納するようにすれば、ある程度安心出来るのかも知れない。 いずれにせよ、個人がこのような膨大な情報を保持するようになる、この時代の行動様式は、未だに標準的なものが見出されているとは言えない。 面白い課題になるだろう。