関心空間サービス終了の知らせが出た

遂に、来るべき時が来た、という感じもする。 確かに、最近、閑散としていたから。 10月31日にサービス終了するらしい。
そうは言うものの、自分のネット上の存在の、殆ど全て、と言って良い重要な場所だったし、関心空間で学んだことは極めて広く深く、僕にとって重要なものだった。

で、まずは、自分の関心空間ページを中心として、4レベルの静的(スタティック)アーカイブを取ってみた。
みてくれは、かなり本物に似ているし、リンクも素早く作動するので、下手すると、本家より読み易い位だ。

その情報を、関心空間ユーザーの皆さんに知って貰う為に、Facebook上に「関心空間ユーザー会」なるグループを立ち上げた。 あっという間に、古くからの馴染みのユーザーさんが集まってきた。 少なくとも、スタティックのアーカイブはそこに集う全員分作成したいものだし、これで、「同窓会」か「お別れ会」か分からないけれど、オフ会は開催出来そうだ。

更に、そこに掲載する為もあって、関心空間キーワードも作成した。 
複数個所で、この件について、同時進行で色々な話が継続している。

ニクラス・ルーマン入門―社会システム理論とは何か

ルーマンは、一つの単純な分離、すなわちシステムとその環境との区別にもとづく、きわめて洗練された社会の理論を展開した。 彼は、この根本的な分離を基礎に、世界の複雑性を把握するという冒険の旅に出たのだ。」

とある処で、ルーマンの名前を聞き、調べてみたら、自分が長年考えていたことと、近い分野について、大変なスケールの思索と著述を行っていた大学者らしい。

松岡正剛の千夜千冊でも、主著の「社会システム理論 上・下」が取り上げられているが、こっちはかなり難解そうなので、まずは入門書籍から取り組んでみる。

自分が考える「情報工学的世界観」と、ルーマンの間に、何か、繋がりを見つけることが出来るだろうか。

商品名
ニクラス・ルーマン入門―社会システム理論とは何か
価格
¥2,700
著者
クリスティアン・ボルフ,
Christian Borch,
出版社
新泉社
発売日
2014-04-25
URL
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4787714066/kanshin-1-22/ref=nosim

4月7日(水)夜、恵比寿のギークオフィスで喋りますので、宜しければご来場下さい

物知らずの身で汗顔の至りですが、恵比寿ギークオフィスの福岡さんのご厚意で、小規模なプレゼンテーションをさせて頂くことになりました。 内容としては、大学生の頃から自分のテーマとしている、「情報工学的世界観」について、ここ数年、やっとある程度まとまりのある、体系として自分の中で整理できるようになりつつあるので、これを皆さまに聞いて頂き、フィードバックを得て、更に磨き上げて行きたい、というものです。

演題: 「情報工学的世界観」で、一味違う世界の解釈をしてみませんか?

日時: 2016年4月7日(水) 19時~21時30分

場所: 恵比寿ギークオフィス 東京都渋谷区恵比寿4-7-6 KTビル301

入場: 一般参加 3000円、ギークオフィス賛助会員1000円、ギークオフィス会員無料

内容: 情報という概念を軸に、世界を解釈して行く営みについてお話しします。 生物の進化、人間の社会活動、少子化問題、ファッション、人工知能、ロボットから、宇宙エレベータに至るまで、情報工学的世界観に基いて語り尽くします。

★ まだ粗削りなプレゼンテーションですが、皆様からご意見を伺えれば幸いです。 お時間が許せば、是非、ご来場頂ければと存じます。

ロード・オブ・ザ・リングの登場者達の隠喩を考えてみる

年末年始〜正月に、指輪物語ロード・オブ・ザ・リング)の映画の三部作がNHKで放映されるらしい。 物語の中で中心的なアイテムである「指輪」が、一体何を指しているのか、という話で色々議論があるらしく、ベトナム戦争の頃は「核弾頭の発射ボタン」ではないか、という説もあったそうだ。

僕の解釈では、指輪は「通貨発行権」≒「人民による金融システムへの信頼」の隠喩ではないか、と考えている。
そうなると、各々の種族は、どういうものの比喩として描かれているのだろう、と考えてみた。

例えば:

サウロン = 国際金融資本家の本家であるBIS
指輪の幽鬼= BISの支配に屈している各国中央銀行
魔法使い = 学者・アカデミズム(サルマンは、国際金融資本の御用学者ね。竹中平蔵とか)
エルフ  = 国家や地域コミュニティ
オーク  = 国際金融資本によるグローバル化に蝕まれ、その意向を汲んで戦争を行う国家や組織
ウルクハイ= グローバル化で肥え太る多国籍企業(税金を納めないアップルとかアマゾンとか?)
ホビット = 若者・学生?
人間   = 普通の大人・自営業者・農民
ドワーフ = 労働組合

なんていう風に考えてみたんだが、どうだろうか?

ピアニスト漫画

ブックオフに行く用事があり、ふと立ち読みした一色まことの「ピアノの森」。 そういえば、ピアニストが主人公の漫画って、何作か読んでいるな。 

覚えている中で、一番古いところでは、くらもちふさこの「いつもポケットにショパン」。 まだ高校生か大学生の頃に読んだ作品で、結構懐かしい。

その次辺りに来るのは、さそうあきらの「神童」、これは社会人になってから読んだが、なかなか独特の面白さがあった。

ピアニスト物、というか、音楽物で大ヒットし、忘れてはならないのは、二ノ宮知子の「のだめカンタービレ」だが、これは最後の辺りはもう、なんだかマンネリ化してしまったようで、ちょっと長くなり過ぎた感じがする。 最初の辺りのオーケストラの紹介や、音大の内幕なんかは面白かったのだけれども。

その後、最新で途切れ途切れに読んでいるのが、ピアノの森なんだが、立ち読み出来たのは15巻まで。 

ピアノの森(24) (モーニング KC)

ピアノの森(24) (モーニング KC)

まで出ていて、25巻が9月22日に出るようだ。

作者への感謝を伝える意味でも、本来は新品を買って若干なりとも著作権料が著者・作者に入るようにしなくては、と思っているんだが、本の置き場が無い今の生活では、なかなかそれもままならない。 今の電子書籍は気に喰わないし、買って即自炊でもするかな?

リチャード・ドーキンスの利己的な遺伝子とミーム論

まだ、リチャード・ドーキンスの有名な著作である「利己的な遺伝子」は読んでいない。 話の内容を概略知ったのは、松岡正剛著作の中であったと思う。

この夏の何日かの休みの間に、ドーキンスの唱えた説、特にミーム論について、もう少し勉強する必要がある。 今の自分を突き動かしている思想の根源に、ミーム理論があるからだ。 

自分の想いをドーキンスを使って確認出来るかどうかは未だ分からないが、ここを基盤として、少し書き物をしてみたいと考えている。

台風の重さ

台風11号がゆっくりと日本列島を横断して日本海岸に出た辺りで、今日のジョギングに出かけた。 折角の週末に走らないと、体重を定常状態に保てない。

ゆるゆると走りながら考えたのは、台風の大きさと重さ。 大体、空気は水の1/1000の重さだと考えて良い筈だから、1立方メートルの水が1トンであるなら、1立方メートルの空気は1キログラム。 1立方キロメートルの空気は、その1000 x 1000 x 1000 倍の 重さだから、1,000,000,000キログラム、つまり 1,000,000(百万)トンである。

台風の大きさは、良く知らないが、大きな台風だったら、まあ、影響を及ぼすエリアが1000キロメートル四方で、高さが10キロ位あると考えてみよう。 そうすると、容積は、10,000,000立方キロメートル。

上空に行くと、空気が薄くなることとか、台風自体が「熱帯低気圧」で、暖かいせいで比重が多分10%程度低くなっていること、等はこの際、無視してしまうと、百万トンの千万倍の重さだから、10兆トンか。 つまり、10兆トンの空気が動くのが、台風という現象の規模なのだ。

これが太陽の日射のエネルギーで引き起こされるのだと考えると、本当に気が遠くなるほど、太陽の送るエネルギーは大きいと言わざるを得ない。 何とか、もっと上手く利用出来ないものだろうか、と思う。

そんなことを考えながら走っていたら、1.5キロのコースを4周する予定だった3周目の半ばで、激しい雨が降り出した。 800メートル程を雨の中で駆け抜けたのだが、完全にずぶ濡れになった。 多分、生まれてこのかた、これだけびしょ濡れになるまで雨に打たれたのは初めてだろう、という位、全身の衣類が濡れた。 

さっきの計算には、台風の空気中に含まれる水分の増量分は含んでいなかったが、そのうち、もう少し詳しく推計をやってみよう。