人生残り少ないんだから、PC位は高速な奴を使わないと、と言い訳してみる

以前からPCを使う際に、ブラウザやウィンドウを多数開く癖がある。 Chromeだと最初に起動して立ち上がるタブだけで24枚。 以前使っていた会社支給のノートPCはUXGA液晶だったこともあり、Outlookの画面が100面近く常時開かれていた(ま、これは異常だったと思うけれど)

今使っているPCが、会社のデスクトップも自宅のレッツノートも、両方ともメモリが2GBなので、Chromeで24面開いただけで結構きつくなってくる。 動きが鈍い。 HDDのスワップ(?)が起こるようで、カリカリと忙しい音がする。 そして待ち時間が長い。

もう人生後半戦に差し掛かっているので、PC作業で待ち時間は勘弁して欲しい、と思うようになった。 年寄りは気が長い、というのは嘘で、年寄りの方が残り時間が短い分だけ気短になるような気がする。 少なくとも僕の両親はそうで、PCの立ち上がりが遅いと嫌がっていた。

エプソンのサイトで、Endeavor NJ5500Eという製品のダイレクト販売、
フルHD (1920x1080)液晶
インテル® Core™ i7-2620M プロセッサー (2.7GHz)
メモリ8GB
80GB SSD
WiMax内蔵
で、送料込み¥143,325である。
勿論、安い買物ではないが、惹かれるなあ。

明けましておめでとうございます

本年もよろしくお願い申し上げます。

昨年度は従来ほど関心空間で時間を過ごさず、空いた時間は結構ツイッター周辺でぶらぶらしていた感じなのですが、今年は、少し長目の文を書く時にはブログや関心空間、短いのはツイッター、等という感じで上手く使い分けることを目指そうと思います。(実際、140文字より長い文書を書く週間を保持しないと、本当にモノが書けなくなりそうで怖いです)

様々なネット上のサービスの、どこに、どんなことを書くか、選択肢が多いだけに、個人的には設計が難しいと感じています。 そういうのを、新世代の連中はスイスイと泳ぎ回って行くのかな。

あと、個人的には貨幣経済学の方面、再度気合を入れて本を読み、理解を深めて行きたい、と思っています。

関心空間への不具合報告:5:15 pm

「ここ数週間、Chrome8.0.552.224を使って関心空間のお知らせ小窓を開こうとすると、開く時も稀にあるのですが、大抵は開きません。 未読リンクは常に表示されているので、それを消化しつつ、小窓が開くのを待っていたりするのですが、非常に不便しています。 IEかFFを使えば良いのかも知れませんが、Chromeは対応対象ブラウザに入っていないのでしょうか? 出来ましたら、対応をお願い出来ればと存じます。」という報告を出しました。 他の皆さんは、不具合が起きていないのだろうか? Chromeを使って関心空間にアクセスしている人の比率って、今のところ、どの程度なのだろう? 昔のBBSだったら、こういう話題って、サクっと関心ある人たちの間で共有出来て、色々情報が集まったものなのだけれど、不便になったものだ、と感じますね。

FOSC

正式名称は、「ファシリティ・オフィス・サービス・コンソーシアム」。 オフィスの便利屋の地位に甘んじがちな企業のファシリティマネジメント業務(総務業務)を、一歩も二歩も進化させることを目的とした団体。 役員構成協賛企業には、どちらかと言えばオフィス・サービスの外注企業が多い。

FOSCホームページより引用開始

ファシリティ・オフィスサービス・コンソーシアムは、ファシリティサービス、オフィスサービス、総務事務などの業務を提供する企業、団体及び個人に対し、専門的知識、技術をもって、顧客満足ブランディング、生産性の向上に寄与する活動を推進していくこと目的とし設立された団体です。

当コンソーシアムは、この活動を通じ、これらの仕事に従事している人の専門化と地位向上を目指します。

FOSCホームページより引用終了:

特徴的なのは、一般的に想定可能な殆どの総務業務を網羅した「スキル・ディクショナリー」というリストを公開し、それらのリストをサービスを行う能力を計画し、評価する際の基準として使おう、というアプローチ。 こういった情報を広く一般に公開して行くという姿勢が今までのファシリティマネジメント関連の業界には無かったように思われるので、新鮮で前向きに思われる。

地域
東京
人名
理事長 齋藤弘幸(「HIRO場」主幹)

マグロタービン

潮流発電・海流発電を目指すベンチャー企業ノヴァエネルギー社」のメイン製品のモジュール。 本来は海流発電所」の一部として、海流のエネルギーを回転エネルギーに変え、油圧で発電ユニットを駆動して電気を起こす、というものらしいが、名称と姿が面白い。

考えてみれば日本は巨大な海のエネルギーの中に浮かんでいるようなものなのだから、潮汐や潮流の力を利用できるようになれば、一挙に資源大国の仲間入りである。 社長の鈴木さんは元船乗りらしい。 頑張れ、ベンチャー企業。 ツイッターアカウントもある。

既に200ワットを発電するユニットの実験は成功し、2010年4月から20キロワットのユニットを稼働させるとの話だから、期待はますます高まる。

一点だけ疑問: 海流をエネルギーに変えることで、地球の自転のエネルギーを喰うことになったり、海洋環境の変容に拍車を掛けたりしないんだろうか、という疑問がある。 一応、彼らのホームページでは「海流・潮流は地球が自転している以上、止まる事のない水の流れである。 」と書いているが、自転の速度が段々遅くなるようなことがあると、それこそ大変なことになりそうな気がするのだが、それは大丈夫なんだろうか?

メーカー
ノヴァエネルギー
年(代)
2010
地域
兵庫県
住所
〒673-0402 兵庫県三木市加佐912-1
電話番号
0794-83-0758
人名
鈴木清美
価格
不明

今更ながら「アバター」3Dを観てきた

3月27日の土曜日、所用で家内と銀座に出て、折角だからと有楽町の映画館で話題のアバター3Dを観ることにした。 もうすっかり話題になり尽くした感もあるが、幾つか感じたことを。 

館内は7割位の入りで、スクリーンに近い辺りは空いていたけれど、中頃から後ろの席はほぼ満席、相変わらず人気が高い様子。

しかし、3Dであることの迫力が、そんなに凄かったのかどうか、もう一度、今度は2Dで鑑賞し直して比較してみないと分からないような気がする。 2Dで見ていても結構迫力のある作品だったのではないだろうか。 最初少し意識していたが、最後の辺りは当たり前のように受け入れていて、自分の意識としてはずっと「3Dすげ~」と思い続けた訳ではなかった。

とはいうものの、一方では3Dの臨場感は流石という感じで、高い処から急降下したりする場面が続いた辺り、心拍が異様に高まり、自分では意識しなかったけれど、余程無意識化で迫力を受け取ったのだろう、と思う。 家に戻ってからも、映画館で脚に力が入っていたらしく、膝から下が強ばってしまって、変な筋肉痛。

ナヴィ族は、イラク人というより、白人の撃退に成功したインディアン部族、という感じだけれど、米国ではどう受け止められているのだろうか? 

惑星の植物が交信する様は、佐藤史生の「やどり木」を思い出させた。 米国人で佐藤史生を読む奴が居るとは思わないけれど、似たような概念はどこでもあるんだな、と感じさせられた。 案外、僕が知らないだけで、佐藤史生自身があの発想をどこかのSFから借りてきていたりするのかも知れない。

全体として話の筋は都合が良すぎる感じがして、私としては、一部で話題になっている程のエポックメイキングな作品だとは思わなかった。 非常に面白く、引き込まれたから、相当良かったのは確かなのだけれど。 同じニュージーランドを使って撮影した作品だけれど、どうしても指輪物語と比較してしまう。

第三企画室、出動す ~ボスはテスタ・ロッサ

日経ビジネス・オンラインの連載小説。 作中の新日鉄とおぼしき巨大製鉄会社が、日本経済の危機的状況に対して会社組織を生き延びさせる為に何が出来るのか、を模索するという目的で組織された、小さな別働隊の3人の物語。

リーマンショック以降、民主党政権奪取等の時事ネタも織り込んで、割とリアルタイム性の高い連載になっている。 又、主人公の企業「大日本鉄鋼」が仮名である以外、多くの企業が実名で出てくるので、分り易い。 Twitterの投稿の中で、いつも面白いと思っているキルギシア人さんの呟きから辿り着いた。 2009/05/11連載開始。 毎週数ページずつ掲載されているようで、2010/01/28時点で41回

↓ ↓ ↓ 以下、日経BPウェブサイトから引用 ↓ ↓ ↓

「ものづくり」の栄光にも、金融のゲームにも、なりゆきまかせの楽観論にも頼らずに、日本企業の未来を拓く。隣が何をしているのかさえ分からない大組織どうしの思惑が絡み合う巨大な経済の中で、大きな目的を与えられた個人たちに何ができるのか。製鉄会社「大日本鉄鋼」に極秘裏に組織された「第三企画室」が、走り出す。

↑ ↑ ↑ 以上、日経BPウェブサイトから引用 ↑ ↑ ↑

作者の阿川大樹氏は、「日本電気NEC)およびアスキー半導体LSI開発エンジニアおよび半導体部門事業責任者。1991年より、米国シリコンバレー半導体ベンチャー企業の設立に参加。」というから、本編の第三企画室のヘッド、旭山は作者本人だと考えても良いのかも知れない。 どうりで半導体製造に関する話の部分が非常に生々しく迫力があった訳だ。

↓ ↓ ↓ 以下、日経BPウェブサイトから引用 ↓ ↓ ↓

阿川 大樹(あがわ・たいじゅ)
小説家、コラムニスト。1954年、東京生まれ。日本電気NEC)およびアスキー半導体LSI開発エンジニアおよび半導体部門事業責任者。 1991年より、米国シリコンバレー半導体ベンチャー企業の設立に参加。1997年、小説家に転身。1999年、サントリーミステリー大賞優秀作品賞。 2005年、ダイヤモンド経済小説大賞優秀賞。著書にはシリコンバレーで起業する日本人技術者と巨大資本の闘いを描いた『覇権の標的』、最新刊は『フェイク・ゲーム』。横浜市の元特殊飲食店街・黄金町に仕事場「黄金町ストーリースタジオ」を構え、地域の人と共に、町の再生プロジェクトにも参加している。日本推理作家協会会員。

↑ ↑ ↑ 以上、日経BPウェブサイトから引用 ↑ ↑ ↑

今の所、第三企画室の具体的なビジョンにはそれほど突飛なものは無く、ある程度金を持っている高齢者層が金を出したいと思うような何らかのビジネスを、みたいな感じだが、日経ビジネスに連載されているこの作品の本来的な面白さは、超最先端なことを言うのではなく、今の世間の認識の一歩(もしくは半歩)先をビジネスマンに解説する、という所なのかも知れない。 スタイリッシュな舞台セッティング、ドラッカーの言葉等を散りばめた気の利いた会話。 小説仕立てで今の経済の状況を勉強出来る、ということか。

考えてみると、主な登場人物も、一度は引退した高齢者、キャリアウーマン、新入社員、である。 中年男性ビジネスマンが理解するのが難しい人々の内面を語り、今の状況に対する彼らの受け止め方を概説する、という役割もあるのかも知れない。

私は世間について実に不勉強だし、余り小説類を読む人間ではないので、ちょっとした縁から読み始めたこの作品、今後も読み続けてみようと思っている。

2010/05/11追記
連載開始から1周年だそうな。 今日で連載第53回。 それでも未だ一番最初のビジネスが立ち上がりそうになっているに過ぎない。 結構先が長そうだが、飽きずに読ませて呉れるのは流石。 

ところで、今日(火曜日)の日経ビジネスオンラインのアクセストップは、まさにこの連載。 「ボスはテスタロッサ」は、少なくともその週の連載が掲載された当日は、アクセストップを獲得するだけの人気があるんだな。 日経ビジネスの読者層なのか、雑誌は読まなくても、この作品を面白いと思う人達なのか。

私が風間の立場だったら、一体どんな業種を立ち上げているだろうか? そんな風に考えてみるのも面白いかも知れない。(今だったら、多分、「ネット墓守」を提案するだろうな)

2010/08/02追記
7月27日で連載終了。 最終的に本体の巨大製鉄会社を救うことはなく、旭山、風間、楠原の三名のスピンアウトユニットが独立した企業を形成して終わってしまったのがちょっと残念なような、当然なような。 重厚長大企業を、救えるようなアイディアがそんな簡単に出たら苦労しないよ、ということなのかも知れないが、阿川大樹氏には、その辺りで何らか斬新な切り口を提供し続けて貰いたかった気もする。(まさか、新日鐵辺りから苦情が日経ビジネスに入って、途中で終わらざるを得なかった、なんてことは無いよね?) 

人名
阿川大樹
発売元
日経BP
価格
無料
年(代)
2009~2010