JALのビジネスクラス

香港出張でJALを使ったら、今日はエコノミークラスが一杯だとのことでビジネスに格上げして頂いた。 確かにエコノミー席は一杯。 それも中国系のやんちゃ坊主を連れた中国人が一杯だ。 やれやれ、と思いつつ二階席のビジネスクラスに足を運ぶと、そこはそんなに混んでおらず、極上のサービスが待っていた。 ワインも、食事も、客室乗務員のサービスも申し分無い。 滅茶苦茶に混雑している時はどうだか分からないが、ある程度余裕のある時のJALのサービスの質の高さはなかなかどうして、大したものだ。

最近、技術的な問題点で姦しいが、JALの真骨頂はこういうところにあるのかもなぁ、なんて考え込んでしまった。 やはり接客術が海外キャリアと比べて圧倒的に長けている。

例えば日本人の中間管理職が数泊の予定で出張したとする。 最初の晩、JALビジネスクラスで飛べば間違いなく普段の自分の生活よりグレードの高いサービスで英気を養うことが出来る。 逆に外国のキャリアで飛んだ場合、初日(の前の晩)から海外を感じさせられて消耗が始まる。 彼(彼女)の出張の全体の経費が100万円だったとして、JALを選んだ場合と外国キャリアを選んだ場合でのコスト差が10%程度だったとしたら、多分、数泊ならJALを選ぶべきなのだろうな、と思わされた。 初日の消耗度の違いだけでも、充分に海外出張の全体成果分から勘案した「損得勘定」をプラスに出来るような気がする。 まあ数週間にも及ぶ出張とかの場合は別だし、そういう出張に選抜される海外慣れしたタフガイには、JALだろうがノースウェストだろうが、関係はあるまい。