ひかり電話のサービスがまだ来ない

NTT東日本の光ケーブルに移行した大きな理由の一つは、ひかり電話に移行出来れば、銅線の電話から決別することで、料金的に比較的大きなメリットが出ることがあったのだが、未だに平塚でひかり電話のサービスが始まらない。 一体、どの辺りでどの程度のひかり電話サービスが開始されているんだろうか?

電話番号は、今まで地区固定の番号と相場が決まっていた。 そして地区固定の電話番号を持っている、ということは、固定した家に住んでいて、電話料金を支払っている、ある程度の恒産のある家庭、という証明でもあった。 だから「050」等のIPフォン番号は信用が置けない、という世間の見方があって、未だにIP電話だけで生活する人間が余り増えない理由でもあろうかと思う。

しかし、よくよく考えてみると、固定電話番号を友人知人に周知しておくと、引越しするごとに番号が変わった旨の連絡をしなくてはならない。 おまけに自分自身の様々な登録も変更せねばならない。 勿論、ストーカーに狙われた場合には電話番号を変えたくなることもあろうけれど、そういう場合を除いては、電話番号が変更になる、というのは余り便利なことではない。

そういう風に考えて行くと、もしかしたら、ある時点で地区固定番号を持ったNTT東日本の電話というものを使うのを止めることも想定しておいたほうが良いのかも知れない。 いつまでも固定電話にしがみつく必要は、別に無い。 スカイプでアカウントを取れば、スカイプ同士なら無限に無料に通話出来るし、スカイプの中に留守番電話サービスも出てきている。 スカイプ以外にも、物理的な場所に制限されない電話の仕組みとしては、携帯電話なんかも十分に便利になりつつある。(まあ、日本の場合は料金がまだ異様に高いけれども)

スカイプの欠点は、未だに会社の将来が不安定なところだろうか。 今時点では、まだeBayスカイプを買収という噂がどうなるのか分からない。 一時期は一世風靡したネット上の取引の寵児eBayではあるが、最近は勢いが無いし、AOLのようにすっかり見る影も無く落ちぶれて駄目になってしまう会社もある。 そういう会社に自分の大事なメインのコミュニケーション回路を任せるのは、ちょっと怖い、という気もしないではない。