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Fits Unit シリーズ

今となってはほぼ無限に増加可能に思えるコンピュータ上の記録容量と違って、自宅の収納空間は有限、かつ人力移動だけが頼りなので、デフラグ(=整理整頓)もままならない。 収納の難しさを若干でもユニット化で円滑に処理出来る方法は無いものか、と長年色々考えてきた。(不要なものを溜め込む自分の行動様式は棚に上げて・・・) 景気拡大に貢献する衝動買い、大人買いの誘惑すら、収納空間の不足を思い浮かべただけで萎えてしまう。 解決策の一つがフィッツユニットシリーズである。

さて、様々な形態の収納用品がある。 家屋に造り付けのものから、大型のタンス、棚、引き出し。 しかし、各々の収納のサイズには互換性は無い。 それ故、物の収納は無駄が多く、かつ引っ越した場合の再度の収納は苦痛である。(苦痛でない、という羨ましい方も勿論いらっしゃるに違いないが) 収納したものを、一旦梱包し、再度開梱するのは実に手間のかかる仕事である。 部屋から別の部屋に収納を移動するのも全く同じ。 一階から二階への移動に至っては、小規模な引越と同じような気の重さである。

そういった問題を、ある程度標準化したユニットで解決し、日常の物の出し入れと大規模な移動を両方簡略化してくれると思われるのが、天馬株式会社Fits Unit シリーズである。(以下の数行は、ホームページからの引用)



9サイズのユニット設計が、様々なクローゼットに対応します。
ユニットケースとオープンタイプのユニットラックは、それぞれ幅35・40・45cm、高さ20・25・30cmの9種類。
計算しやすい5cm刻みで、様々なクローゼットに対応できるサイズモジュールです。
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ユニット専用棚がクローゼット内の空間を有効活用します。
ユニットケースやユニットラックに連結できるユニット専用棚を2サイズ用意しました。クローゼット内に便利スペースが簡単につくれます。
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これまでにないハイクオリティを実現しました。
デザイン、機能、バリエーションと、すべてにわたって高い完成度とハイクオリティを追求しました。使い勝手のよさにインテリア性も考慮した、永く使い続けたい一級品です。



引用終了。 
要するにDIYショップ等で売っているプラスチック製の収納用引出のサイズの揃ったシリーズ物なのであるが、バラバラに購入した引出は、見栄えが悪い上に上下の連結も悪く、安定しない。 更に同じサイズのものを次の買い物の際に買い足そうとしても、既に製造元が無かったり、サイズが勝手に変更されていたりして、使い勝手が悪いことこのうえなかった。 しかし、Fits Unitは、ここ数年、続けて販売されているし、デザインも統一感がある。 これは有り難い。

Fits Unitシリーズを使った収納例 
その1 
その2

実はこのシリーズに気づいたのが去年だったので、既に自宅の中には相当量のバラバラの製造元による低クオリティの引出が散在している。 今後購入するなら必ずこれで統一しよう、と堅く決意しているが、既に購入済みの収納を廃棄する為には、NTTがアナログ電話からIP電話に方向転換するのと同じように、苦痛に満ちた家庭内交渉プロセスが必要となるだろう。 だから、このKWはある意味では自分の決意の表明、でもある。 今後買い増す収納引出は、出来る限りFits Unitシリーズにするぞ、と。

幾つか注文を付けたいところもある。 このシリーズが比較的大きめの引出サイズで完結していることである。 もっと小さめの細かい所まで降りて来ることは出来ないものだろうか? モジュラー型の小さなプラスチック引出しは、100円均一ショップ等でも売れ筋商品の一つだとは思うが、これもサイズが不安定・不統一であり、本当の意味で便利に使えている、とは言えない。 もし天馬産業のFits Unitシリーズで小さな引出が出て、それらが大きなサイズのものとシームレスに使えるようなサイズ・連結仕様になっていたとしたら、とても快適だろう、ということだ。 もしそうであれば、100円均一ではなくて、一つが300円位でも構わないと思う。

もう一つは、これは無理難題の部類かも知れないが、大きな「移動型収納」への発展がまだ十全にサポートされていないことだ。 このシリーズを固定でなく、居間等で移動型収納として使いたい場合、軽易なキャスターが提供されているが、材質がプラスチックなので、当然、強度はさほど強いものにはなり得ない。 重ねる段数が4段以上になってくると、上部の重みで下部の底面が歪むかも知れない。 又、プラスチックの車輪は、ある程度重くなると破損することも予想される。 そういう時に、もう一つの移動可能モジュール式収納の雄であるスチール棚とのサイズ的な連携、底面部の連結等が巧く出来ると、とても嬉しいような気がするのだが。 例えば、ドウシシャルミナス・シリーズは、エレクタシリーズのパチモノではあるが、最近では十分に力も付け、エレクタをDIY店から駆逐しつつある。 ここなどと相互にサポート出来るようなデザイン的な工夫をしたら、随分使い勝手が広くなるのではないだろうか? ルミナスは数種類の頑丈な車輪をオプションとして備えているので、これの上にFits Unitを優雅にセッティング出来たら、と思ったりする訳だ。

まあ、色々ご託を並べてみたが、要するに私の整理能力が低い、ということを言い訳しているだけのような気もする。 しかし収納を円滑に合理的に行うことは、本当に生活の質を高めることに繋がる、とも思う。 今後も天馬株式会社がユーザを裏切ることなく、永きにわたってFits Unitシリーズを継続して下さることを願ってやまない。
メーカー
天馬株式会社