ユーザーインターフェースとは?

関心空間のユーザーインタフェースが大幅に変更された。 2001年に開始されて以来慣れ親しんだ箱庭スタイルが、通常のブログ、そう、このはてなダイアリーのようなスタイルになってしまったので、何だか間延びしたような感じがする。

様々な変更があった為、二日経った今でも機能やインタフェースで混乱があるように思える。 技術係は大変だろう。 しかしCLASHさんも書いているように、関心空間のユーザーにもっと相談をかけて、色々意見を聞いたり、プロトタイプを見せてフィードバックを取ったり、ということをやっても良かったように思う。

ファシリティマネジメントでも同じなのだが、ユーザー側に参画させると、面倒なことになると実施側は考える。 実際、意見を取り纏めてある方向に持ってゆくのは非常に大変なのだが、ユーザー側は最終的に高い満足度を持つものなのだ。 というのは言いたいことを言って、自分の要求が取り入れられる部分もあり、取り入れられない部分はなぜ駄目なのか説明され、様々な思考実験を経た後で最終案に辿り着いているからだ。 デザイナー側が最高、と思うものでも、それを唐突に実施されると、非常に抵抗が大きい。 自分が生活する自分の「空間「を「侵された」ように感じるからだ。 関心「空間」はまさに、高密度コミュニケーションを行う文字通りのコミュニティだったので、その意識はより強いだろう。

新しい空間を構築する自分のファシリティマネジメントの仕事にも参考になる事例である。