中学校二年の時の担任の岩佐トク先生のご自宅にご挨拶に

両親から、岩佐トク先生が、最近杖をついて歩いておられた、という話を聞いて、足腰がすっかり弱って会えなくなる前に一度お会いしてこよう、と思い、お菓子を買って伺った。

新川小学校の前の文房具屋の敷地にある先生のご自宅には、何度かお邪魔したことがあったが、ここ数年は足が遠のいていた。

先生は去年暮にご主人を突然の心臓発作で失われ、ご自身もその直後から癌で、大手術を受けて3ヶ月程も入院していらっしゃったのだそうな。 全くそんなこととは知らず、驚いてしまった。

余程僕の印象が強かったのか、相変わらず良く憶えて下さっている。 訪問をとても喜んで下さって、一時間以上も色々と話をしてから帰った。 死ぬ前に一度、同窓会をやりたい、とのこと。 僕にそれが出来るかどうか、ちょっと心配だが、まあ、僕以外に言い出しっぺになりそうな奴も見えないから、仕方無いのかも知れない。

その後、高野の越後屋酒店に寄って、江戸川台を一回り自転車で走り、懐かしい街並を楽しんだ。 高野の話では60歳以上の老齢年齢が60%を超えたんだそうで、江戸川台は超高齢化の街になりつつあるようだ。 確かに子供達が少ない。