長女の小学校で音楽会

長女の小学校の音楽会に家族で行く。 一昨年、入学試験の前に学校の下見を兼ねて行って以来なんだが、異様に混むので、長女がいつも登校するのと同じ電車で、早めに出かけた。 今回は江戸川台の両親も、前日から由比ヶ浜に前泊していたので、我家が3名、平塚の両親、江戸川台の両親、合わせて7名分の席を取らなくてはならない。

今年は「音楽会鑑賞は一家族3名程度にして下さい」とのお触れが出た、という話だが、一年生はその限りではない、とも言われていて、まあ最初の年位だよな、と思った。 二年生以降も祖父母が見に来る家って、余程近所の家だけだろう。

我家の作戦としては、僕と家内が先に並んで、合計7名分の席を押さえ、9時少し過ぎた頃に両方の両親と太平が来たところで、皆で坐ろう、というものだ。 下手すると立見席になってしまうから、少なくとも長女が歌う舞台左手の席の前の方の席を取れるように、とうんと早く出たつもりだった。

6時50分頃に平塚で乗って、7時半頃にはもう学校に着いたのだが、早くも50〜60名位が先に並んでいる。 音楽会の開場は9時で、開演が9時30分なのに、だ。 ま、我々も人のことを言えた義理じゃないんだが、毎度こういう騒ぎには驚かされる。 ここで並んでいる人達は少なくとも一人で3人分は席を取るだろう。 ということは既に前の方で150名〜200名程度は席を取られた、という計算になる。 体育館の収容人数を計算してみたが、ぎっしり折り畳み椅子席を並べてある場合、大体1,000名位は入りそうに見えるから、まあ、そんなに心配することもないのだが。

9時少し前に、通例通り、早めの開場があり、多くの父兄が小走りで開場に突入してゆく。 家内と僕は歩いていったら、随分後ろの方の人にも追い抜かれてしまったが、まぁまぁの席を7席押さえることが出来た。 もう少し後に来た人たちは、結構後ろの方になってしまったりして、席を求めてウロウロするお爺さんお婆さんが居たりする。 大変な騒ぎだ。 

たちまち会場内に竹の子のように三脚が林立し、ビデオカメラがセットされた。 我家は録音とデジカメだけなので、あまり焦らないけれど、ビデオ動画を撮ろうという家庭では、相当気合を入れて良い三脚の位置を押さえようとしている。 本当に撮影した動画を観るんだろうか? 我家に関して言えば、一回観れば上出来で、大抵の場合は撮影してそれっきり、ということが多いからなぁ。

長女の1年生の合唱はつつがなく終り、なかなか良かった。 長女はシャキンと頭を上げて、落ち着いた様子。 他の子供達がきょろきょろしたいり、客席の両親に手を振ったりしていた中、彼女は一切そういったことがなく、毅然と前を向いていたのが嬉しかった。

11時半に音楽会が終り、家族全員で校舎の中をちょっとだけ見て、それから昼食に行った。 両家の祖父母に長女の小学校の広くて美しい木の廊下を見せられて良かった。 あの廊下の素晴らしさを見せたかったのだ。(だって、僕の場合、廊下に惚れてこの学校を選んだようなものだから)

由比ヶ浜の「わかみや」という国家公務員共済組合の施設で昼食をして、鎌倉経由で皆帰った。 我家は五百井先生のお墓参りに寿福寺まで行って、お花をお供えし、帰った。 朝早かったせいもあるだろうが、本当に疲れた。