梨木香歩 りかさん

ここ数週間、梨木香歩の作品を「西の魔女が死んだ」、「裏庭」、「からくりからくさ」と連続して読んできた。 なぜだか肌が合う、というか読んでいてとても気持ちが良い作品だ。

関心空間で、何人かの熱烈な賛辞を読んで、読みたくなってきたところに、丁度、家内が「西の魔女が死んだ」を買ってきたので、有難く借りて、文字通り「はまって」しまった。 からくりからくさが、非常に気に入ったので、その前編にあたる「りかさん」を読みたくて読みたくて仕方なかったのだ。 今日、関心空間新潮文庫から出ている、という話を聞いて、パレスサイドビル1階の流水書房で即、購入した。

梨木さんは僕と同じ1959年の生まれ。 同年代だから、何となく感覚が似通っているんだろうか? 「りかさん」は、「からくりからくさ」のシリーズで、主人公の子供時代が描かれている。 早速梨木さんの世界に引き込まれてゆくのを感じる。