ノートPC危機一髪

今日、いつも乗る湘南ライナーで座ってから、直ぐにメールチェックを始めたんだが、昨日も一昨日も睡眠が5時間切ってるので、疲労困憊して、目を明けていられない。 仕方ないので、愛機ThinkPad X24をパタンと畳んで、膝の上に載せ、上に手を置いて、そのまま眠ってしまった。 デイパックに仕舞おうかと思ったが、眠すぎてそれも出来ない程だった。

さて、辻堂辺りで目が覚めて、メール書きの続きをやろう、と思ったら、ディスプレーがスリープから立ち上がらない。 おや、と思って再起動をかけたら、今度はバックライト無しでスタートアップしている。 さては液晶のバックライトの光電管が死んだか? と思って青ざめた。 多分HDDは生きているんだろうが、ノートPCで液晶ディスプレーが使えなかったら、不便極まりないことになる。

7月18日から8月上旬にかけて3週間程、延々と海外出張になる予定なので、その時期にノートPCが不調だったらどんな恐ろしいことになるか、とか、やっぱりバックアップは毎日取らないとダメだ、とか、走馬灯のように色々な思いが頭の中を駆け巡った。

結局、自宅に戻って、電源を供給した状態で再起動したら、ちゃんとディスプレーもOKで、何とも無かったかのように作動しているんだが、考えてみれば、実に危うい橋を渡っているんだな、と思わざるを得ない。 湘南ライナーの中で、酔っ払いが僕の愛機の上にビールをこぼしただけで、もう明日から仕事に大きな障害が出てしまうんだから。 笑い事じゃ済まないなぁ。

出張した時も、いつでも、少なくともデータのバックアップは取りたいものだ。 だからポータブルタイプの80GBを、自前でもいいから買おう。 同じ金額でポータブルでない外付HDDだと250GBの容量になるんだが、こればかりは出張に持って行けなくては意味が無いし、常時携帯出来なければ、結局バックアップしないような気もするし。(多分、今使っているNotePCのHDDが30GBだから、余った部分にDVDのデータでもコピーして、電車の中で映画でも観るのかも知れないが)

光ファイバーを自宅に敷設したら、自宅にサーバを設置して、基本的にはデータは全部二重にして、ノートPCとそこに格納するようにすれば、ある程度安心出来るのかも知れない。 いずれにせよ、個人がこのような膨大な情報を保持するようになる、この時代の行動様式は、未だに標準的なものが見出されているとは言えない。 面白い課題になるだろう。