四十瀬川公園を走る

夕刻、走りに出た。 娘と走ろうと言っていたのだが、彼女は寒風の吹きすさぶ庭で段ボール箱と廃材を組み合わせて四阿造りに熱中していた。 古くてちょっとくたびれたアシックスのジョギングシューズだが、先月、ソルボセインの中敷きを入れたので、走る際に膝への衝撃がかなり軽くなったように感じる。 先日、ネット上の距離計測サービスで測定したら、我が家と四十瀬川公園の往復が500m、公園の外周が500mなので、いつもの通り10週すると5.5km走ることになる。 昔ばりばりに鍛えていたころは、軽々と10kmは走っていたものだったが、今はまだ無理は禁物だ。

気温が低いので念入りに準備体操してから、軽く走り出す。 長男のお下がりの運動服のズボン、上半身は下着の上にTシャツ、その上にワークシャツ、そして愛用の黄色いウィンドブレーカー。 北風が強いので最初は少し寒かったが、二周くらいで暖まってきた。 公園の落ち葉が周囲の道路にうずたかく積もってザクザクと足下で音を立てる。 風に吹かれてザワザワと道路上を落ち葉の山が動いて行く。

10周する間に色々考え事も出来て、やはりジョギングは良い。 本当は毎晩、帰宅してからこれ位走れたら良いのだが。

フルマラソンは42.195kmだから、公園をこの調子で85周出来れば完走出来ることになる。 まあ、今すぐに無理しても仕方ない。 しかし若い頃たった一度チャレンジしたフルマラソンが、作戦失敗で3時間30分という不本意なタイムだったのを跳ね返し、死ぬまでに一度は3時間を切るタイムで完走してみたいような気は、する。