もやしもん

農大漫画、もしくは菌漫画、と呼ぶべきだろうか? 「菌を肉眼で見ることが出来る」という不思議な能力を持った沢木の農大生活の物語。 実は関心空間で何度もキーワードとして登場して激賞されているので、我慢できなくなってオアゾ丸善で1・2巻を買ってきたのである。

全く縁の無かった農大の中の世界を(それも、相当変わった学園のように思える)徐々に紹介され、微生物の働きや特長を織り交ぜて物語が進行してゆくのだから、興味しんしん、早く3巻が出ないか、と既にすっかり虜になっている。

そういえば、小学校のときの同級生で、虫が好きで東京農大に進み、豊○園の昆虫館に勤めていた友人がいたっけ。 彼も「変わった学校だよ」と言っていたなあ。 今度一度、学園祭にでも行ってみようかしらん。
と思っていたら、石川雅之のHPに農大のページを発見!
http://homepage2.nifty.com/...
まだまだ内容は少ないけれど、作者も結構ノルなあ。

以前から「過度の清潔」には疑問を持っていて、様々な菌類との共生という概念に興味を持っていたので、そっちの方面からも惹かれる。 又、主人公達のガイド役であり色々表でも裏でも企んでいそうな不思議な人物、樹先生によると「人類が唯一成功した錬金術、それこそが酒であり、発酵という菌の力の奇跡だ」そうだ。 かなりの部分、納得出来る。

しかし、画風が、なんとなく水木しげるを思わせるのが面白い。 またその風合いがストーリーととても良く合っているんだな。

リンク先は、石川雅之さんのところ

★最近、酒弱くなって余り飲んでないのですが、これを読んで久々に日本酒飲みたい気がしてきた、と思ったら「かもすぞ」なんていう限定発売の酒が・・・ 既に完売・・・ しまった、完全に出遅れていたもんなあ。

2006/12/23追記
12月22日に4巻が発売になった。 楽しみにしていたので、早速オアゾ紀伊国屋で購入。 楽しんで読んだが、今回はちょっと以前より内容が薄まったような? それとも私の方が農大世界の様相に慣れてきたのかしらん。

2007/06/29
先週、東京駅前オアゾ内の丸善でオマケ付5巻を発見して即購入。 相変わらず面白い。 ヨーロッパに展開して行くようなので、次号にも期待が膨らみます。 日本酒に関しての蘊蓄の部分、もう少し体系立てて読みたいです。 確か「おいしんぼ」辺りにも説明があったように思うのですが、正直言って滅多に酒を飲まない門外漢には結構用語の区別など辛いものが・・・ 
人名
石川雅之
団体名
東京農業大学?
原題
農大物語だったらしい