住民票コード

住民票コード通知票(住基ネット)を使い本人確認していた金融機関に対して、総務省が中止を求めたんだそうな。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?...

自分の住民票コードが何番だったか、なんてもう全然憶えてないし、その葉書が届いたような微かな記憶があるけど、どこに仕舞ったかも、もう忘れてしまった。

膨大な予算を費やして住民票コードを全国民に振って、民間での利用を禁止している。 結局、金融機関は独自に何らかのデータベースに個人を登録している。 そういったDBに対して、自分の登録内容を閲覧請求する際に面倒にならないように個人のIDコードを使うことは、行政の合理化にはならないんだろうか? 何百億もかけて造られたシステムを理に叶った(多分ね)使用に供することすら、出来ないんだろうか?

国民の権利や福祉が日本と比べて良く整備されているように思える北欧で、国民総背番号制度がとっくに導入され活用されているという話を聞くと、結局は「番号を振る」ことよりも、そのDBのシステムをどう運用し、国民に不利益にならないように取り計らうか、の問題なんじゃないか、と強く思う。

見えない処で知らない個人情報DBが無闇に増殖するのと、見える範囲に、自分でアクセスし、制御出来る形でDBが運用されるのと、どちらが良いのか、国民総背番号に反対している人達はジックリ考えているんだろうか?

勿論、同時に各ネットの担当者、担当部局が十分に個人の情報を守るよう、システム側にも工夫や配慮が必要なことは言うまでもないけれど。

2009/02/07追記
評判の悪い国民への給付金等の議論の中で、国民総背番号制度についての議論が出てきたらしい。 池田信夫さんのアスキーの記事に掲載されている。 彼の主張も、住基ネットコードを叩き直して使える「国民総背番号システム」にし、それを全面的に行政で使用する、というものだ。 

プライバシー問題がどうのこうのと騒いで国民総背番号に反対する連中は、年金も給付金も受け取れなくてかまわないないし、行政の非効率を生むという理由で役人に税金を圧倒的に多く無駄遣いされても、それでも自分の取るに足らない「プライバシー」とやらを守りたいと本気で思っているのだろうか?

2009/07/11追記
インド:11億人皆番号制を検討、身分差別根絶の切り札に ある意味では特殊条件下なのかも知れないけれど、インド、頑張れ、という感じですね。 日本はその1/10程度の人口でしかなくて、おまけに識字率なんかも圧倒的に高いんだから、是非、国民総背番号制度をキチンと入れて貰いたいものです。