オフィス用加湿器

オフィスの湿度は(特に女性に)大問題なのである。で、最高ではないまでも、今得られる対策中で最善と思って使っているのは、松下電器の「ヒートレスファン(気化)式加湿機 FE-14KFW」 http://prodb.matsushita.co.jp/... だ。

現在、建設されて40年近い東京竹橋の有名建築物「パレスサイドビル」入居中の会社に勤務しているが、歳を経ても未だ輝きを失わない様々な素晴らしいデザインと並行して、時間の経過と共に問題が出てきた空調設備。

とにかく冬季に雨天以外で計測すると30%台前半になっている。 法令では40-60%の間が望ましい、とされている筈だし、そもそも50%とかになると、静電気が起き易くなって、男性でも不快になってくる。

総務の担当である私には、頻繁に女性陣から「顔がカサカサする」「咽喉がイガイガする」ということで、湿度の苦情が絶えない。 風邪の流行の際には、咽喉の粘膜の湿り具合が少ないと、ウィルス・菌が繁殖しやすい、とかいうことで、やはりオフィス内の湿度をもう少し高めにする必要がある。

一時間にオフィス総空積(オフィス内の空気の総量)の7倍程度の換気量で空調が働いているので、ちょっとやそっと加湿器を置いても、焼け石に水なのである。 勿論、ビル管理会社には何度も連絡して、対応を迫っているが、全オフィスの換気が一箇所に集められて混合され、再度全オフィスに配分される仕組みなので、そう簡単に改善が出来ないらしい。

粉塵で悪名高い「超音波加湿器」なんかを個人で買ってこられてはかえって咽喉への悪影響で堪らない。 しかし各個人・グループで加熱式加湿器を買われたら、一台あたり300-600Wもの電力を浪費されてしまうから、オフィスの電気代が天井知らずになる。

結局、会社が加湿器を買うことになる。 ちっぽけな1リットルや2リットルの気休めでは話にならない。 忙しい仕事の中で、極力水足しが少なくて済み、安全で、消費電力も少ない、となると、ヒートレスファン(気化)式というのが、現状では最も良さそうだ、という結論になった。

二台導入していて、周辺の人からは、肌のカサツキが収まった、という評価を受けている。 しかしテスト導入した経理部の20畳位の広さのオフィス、湿度は相変わらず30%台から抜け出せてはいない。 一日10リットルのタンクの1.5-2回位は水汲みしているから、最低でも15リットル/台程度の水分を放出している筈なんだが。

膨大な量の水道水のカルキ成分等がフィルターに付着してゆくので、定期的なメンテナンスが必須の機種である。 正直言って、このレベルの加湿器を使い捨てではなく運用してゆくとなると、最低月に一度は薬品を使った洗浄が必要なような気がする。 次々に経理部の真似をして加湿器導入を依頼してくる各部門を見るにつけ、現状ではメンテナンスが追い付かなくなる危機感を感じている。

ダスキンの空気清浄機のように月ごとにフィルターを変えてくれるレンタルサービスは出てこないものだろうか? それともビル清掃会社と契約してみようかな? (巧い解決策を見出している方がいらっしゃったら、是非教えて頂ければ幸いです。)

加湿器メンテナンス契約: 2003/2から、10リットルタンクの大型が4,000円/月、5リットルのものが3,000円/月で、プレフィルター清掃、加湿フィルター、吸水管、羽根フィルターの専用洗剤洗浄、を月1回やって貰うことに。 高いんだか安いんだか比較対象が無いんだが、自力でフィルター清掃出来る時間の余裕は無いので、ま、仕方ないか。
メーカー
松下電器
価格
本体希望小売価格 62,500円(税別)