英会話力診断システム PhonePass

電話を使って、僅か10分で英語力診断が出来る、なかなか面白い仕組みであるPhonPass。 しかし日本人には最も厳しいテストでもある。(英語で電話、というと多くの人が敬遠する筈)

実は今自分が勤めている外資系企業のグループ会社の一つが運営しているサービスなので、ちょっと宣伝めいてしまうが、社員の英語力診断の一環として人事によって実施されて受験した際、仕組み的に面白いと思ったので。

まず、申込をすると、受験用のID番号を貰える。 これで、決められた電話番号に電話を掛けると、テストが始まる。 予め配布されているプリントの文章を、指示される順番に読み上げたりもする。

英文が読み上げられ、それに対する答えを手短に答えたり、英文をそのまま繰り返したり。 結構、実践的なテストで、日本人には辛い仕組みに思える。 TOEIC915点の私だが、このテストでは8点満点中6.3点。 ヒアリングが弱いこともあって、結構巧い、という程度でしかなかった。

では、ネイティブの外人はどうだ?というと、これがキッチリ8点満点を取るから、悔しい。(当たり前か?) 日本人離れした英語力、と言われる英語の達人でさえ7点まではゆかないことが多いらしい。

このテスト・システムの凄いところは、実は全部テストを実施しているのがコンピュータだ、という点。 発音の流暢さ、単語の正誤、文章の繰り返しの正確さ等、驚くほどの口語部分が機械で分析されて、採点されているのだ。

テストが終了して10分経つと、もう規定のウェブサイトで採点結果にアクセス出来るので、実に迅速。 一度使ったIDは二度と使えないので、不正受験も不可能。 問題も毎回違のが出題されるらしい。(来年、雪辱を期すつもり)

競争社会になり、今、検定とか資格試験とか、随分流行ってきているが、このテスト・システムは、高度に自動化されている分、電話で受験出来るのでアクセスし易く、より冷厳で、面白いと思った。

★それにしても、現在の音声認識技術って、実は随分高度なレベルにまで到達しているのではないだろうか?

★トムソン・ラーニング社の人の話では、やっぱり平均的に言っても、日本人の受験結果は、対アジア諸国に対して、低いらしい。 こんなに英語英語と騒いでいるのに、どうして日本人の英語力はなかなか向上できないんだろう? 

ヴァーサントという名称に2007年1月1日から変わったそうです。

価格
大体、5,000円/回程度か?
発売元
日本では5社
団体名
トムソン・ラーニング社