徒歩通勤

結婚して以来、長年、運動不足である。 忙しい、時間が取れない、仕事で疲労困憊、などと、原因は山ほどある。 体重が過剰で、走るとすぐ息が切れる、動悸が高まる。 今9歳の長男に体力で負けるのも、時間の問題だろう。

2002年春、関心空間散歩部に加わって山手線一周散歩 http://www.kanshin.com/index.php3?... を決行して完歩した程の私であるからして、別に足が弱い、ということは無いが、所詮は昔取った杵柄、って奴でしかない。 運動不足で体全体が不調なのは判っているのだ。

ええい、言い訳はもう止めた。 運動する時間が取れないなら、通勤途上で運動するまでだ。 で、自宅から東海道線平塚駅まで17分、東京駅から職場まで18分、朝と晩で合計70分、とにかく歩くことにした。

自宅~駅は、自転車で走るより5分余分にかかる。 東京駅~職場は、地下鉄を使うよりやはり5分程余計にかかる。 だから往復で考えると、一日20分程度、徒歩通勤で余分に時間がかかる計算になる。 一日24時間の1/72、起きている時間18時間の1/54であるから、自分の持ち時間の2%弱を徒歩通勤実施の為に投資している、ということだ。 それで一日に1時間10分もの運動時間を確保出来るなら、お安いものだ。

で、結論から言えば、非常に快適に歩けている。 9月中旬に歩き始めてから、11月中旬の今まで、体重は徐々に減ってきているし、タニタ社の体重計で計測した体脂肪率が「やや肥満」から「普通」になった。 欠点と言えば、東京駅から職場のパレスサイドビルまでの経路の交通量が多いので、排気ガスを吸ってしまうこと位か。

こんなに快適なのだったら、なぜ今まで歩かなかったのか? 数年間も毎日実行可能な快適な運動の機会を逸していたのかと思うと、残念でならないが、まぁ、43歳の時点で気づくことが出来たんだから、良しとしておこう。

冬に向かっての今、汗だくになる心配は無いが、今後一点だけ心配なのは、夏場、職場に付いた時点で汗ビッショリになっているであろうこと、である。 多分、毎日背中のディパックに半袖シャツを1~2枚、入れて来ることになるんだろう。 トイレで着替えて、仕事にかかる、という訳だ。

さて、今後、どこまで続けて行けるだろうか?

2004/7/22付記
7/20に東京都心で観測史上最高の39.5℃を記録した日から、下着のシャツ、パンツ、Yシャツ等、全部の着替えを会社に持参してトイレで着替えるようにしました。 全身にシーブリーズを塗布して、爽やかに仕事を始められますので、快適です。

2006/1/6付記
テレビ東京ワールドビジネスサテライト土曜版という番組に、徒歩通勤の件で取材されて、2006/01/07の23時からの放映で少し私が映るかも知れません。 多分、ブログの方の徒歩通勤の記載で見つけ出されたのだろうけれど、実に面白い時代になったものです。

2009/07/07追記
ふと気が付くと、日経アソシエのサイトで、「ひと駅ウォーク」の特集連続10回掲載なんというものが出ていて、通勤で歩く(特に朝)ことの効用が訴求されていたりする。 そうだろう、皆も良いと思い始めたのかな。 今度ゆっくり内容を読んでみようと思う。