Bookcrossing

本に旅をさせる、という考え方。 非常に魅力的だ。 但し、自分が要らないと思った価値の無い本ではなくて、自分が読んでとても良くて、他の人にも読んで貰いたいと思ったような本を旅立たせる(Release、とBookcrossing内では呼んでいるらしい)

以前、関心空間内でKWを読んで、実に面白い考え方だな、と思っていたが、いよいよ日本国内でもNPOが立ち上がって活動が開始されたらしい。(カオナシさんの日記で教えて頂いた) 早速登録してみた。 未だ身の回りに本を旅立たせる場所が無いこともあり、最初に登録した本は自分の本棚に逗留してるのだけれど。

2007年12月3日現在で、4,393,756冊の本が、613,647によって登録され、世界を旅しているらしい。

以下は、ブッククロッシングジャパンの「ブッククロッシングとは?」から引用。
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BookCrossingの夜明け

BookCrossing(ブッククロッシング)とは、本を愛する人たちによる「本に世界を旅させる」活動です。
このアイデアは2001年3月、アメリカのRon Hornbaker氏と彼の妻かおりさんによって始められたものです。
Ron氏とかおりさんは、PhotoTag.orgというウェブサイトを通して、使い捨てカメラを自由に旅させながら、拾った人が写真を取るという試みに興味を持ちました。Ron氏はこの時すでに、WheresGeorge.com(アメリカドル紙幣が誰の手に渡っていくか、シリアル番号で追跡していくウェブサイト)が人気を呼んでいることも知っていました。そして、こう考えたのです。
「どんな物ならば、どこを旅しているか追跡したくなるだろう・・・。」その数分後、部屋にある本棚が彼の目にとまりました。こうして彼は、本に旅をさせて追跡するというアイデアを思いついたのでした。インターネットでリサーチすると、本を旅させるという活動が、まだ行われていないことが分かりました。
彼はすぐに行動にでました。その日の夜中3時には、このBookCrossingという名前にすることを決め、ドメインを取得。
かおりさんは、本が走るロゴとクロッシンングの看板をスケッチしたのです・・・。

こうして、BookCrossingはスタートしました。

2007年7月現在、登録冊数は全世界で4,000,000冊を超え、本好きの会員から放たれた本が日本全国、世界各国を旅しています。
読み終わったあなたの本を、そのまま本棚に並べておくよりも、ブッククロッシングで旅たたせてみませんか?
あなたの本が日本各地を、もしかすると世界各国を旅する様子をこのHP上で追跡できます。

尚、BookCrossingの登録、活動は無料です。
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活動の発祥の地である米国では、ノベルティを売ったり、寄付を募ったり、ということでかなり力強く活動しているようですが、日本は2007年9月に活動を開始したばかり。 こういう面白い活動が、拡がってゆくことを期待したいし、陰ながら応援したいと思います。

発祥の地、米国の"Bookcrossing"のホームページ。 とはいえ、登録された書籍のデータ等はキチンと日本~米国(本拠)の間で共有されているようなので、世界規模で本を旅させることが出来るようだ。 何だかワクワクする。

年(代)
2007
地域
日本
人名
財津正人
団体名
ブッククロッシングジャパン