プロジェクト・ギートステイト

2045年道州制が敷かれた日本・南関東州では「ギート」と呼ばれる若年単純知的労働者が増大。また大部分の人々はありとあらゆる個人情報をライフログとして蓄積していた……という設定のもと、物語世界が構築されていく、らしい」 from SH-Mobile Lab

最近、週刊アスキーで記事を読むまで、知りませんでしたが、面白そうです。 SF好きの端っこに位置する者として、ある程度日本の社会について深く知見のある人達が本格的に腰を据えて考えた2045年って、どうなっているのだろうか、と興味が湧いたので、CNETのサイト「プロジェクト・ギートステイト、始動します」を、長文だったけれど読んでみました。 自分が興味を持っていた事象、興味のあった事柄、様々なものがこの対談の記録の中で言及されていて、ちょっと嬉しくなりました。

今後も週刊アスキーに記事が出るようだし、色々な処で露出して来るのだろうと楽しみにしています。 特に、Second Lifeに関しての言及の辺り、自分の仕事であるオフィス空間の管理に関係してきそうだな、ということで興味が深かったです。 あと、ライフログの話も、自分の大きな関心である「ネット墓守」と関係しそうです。

ところで、このプロジェクト、CNETの記事「批評家とエンジニアが予測する2045年の世界--プロジェクト「ギートステイト」」によると、「このプロジェクトは、2006年7月まで国際大学グローバルコミュニケーションセンター(GLOCOM)の副所長を務めた東氏が、GLOCOM主任研究員の鈴木氏とともに2004年10月から2006年1月まで行ってきた、ised(情報社会の倫理と設計についての学際的研究:Interdisciplinary Studies on Ethics and Design of Information Society)の研究結果の延長にあるもの」だそうです。

講談社のMouRaというサイトで、2007/01/31から、小説が開始される、というので、紙媒体なのか、オンラインなのかはっきり分かりませんが、楽しみにしています。 画像は、そのサイトから借用しました。

CNET上での掲載
CNET ギートステイト制作日誌
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2006/08/16 未来学エンターテインメント
2006/08/31 「それは間違っている」と言うことはいかにして可能か
2006/08/31物語はネットによって解体されるのか
2006/09/09 あるギートの1日
2006/09/14 あるギートの1日・返答
2006/09/18 2045年のGoogle
2006/09/20 2045年のGoogle・返答
2006/09/22 2.0時代の解釈される物語
2006/09/30 ギートステイトの舞台「南関東州」
2006/10/10 2045年のチープ革命
2006/10/13 ぼくらが物語で遊ぶ未来
2006/10/23 情報化屋台のある風景
2006/10/27 ITと未来と青い空と
2006/11/04 2045年へのブレストドライブ
2006/11/14 情報技術と生の管理
2006/11/24 2045年の地図
2006/12/01 ネットがコンビニ化する世界
2006/12/12 リベラルでリアルな監視社会
2006/12/19 起動画面が変えるものと、変えないもの
2006/12/23 最終回告知

講談社 MouRa サイト

ギートステイト・ハンドブック販売


脱線するが、最近、書店のSF書コーナーって段々小さくなってきてないだろうか? 最近はSFを読む読者の数が減っているのか、ミステリー分野に棚を取られているのか。

200/01/28 1712現在、本来の本拠地とされていた http://www.geetstate.org/ は落ちてるようですね。 講談社側の発売が近づいてサイトが無くなってしまったのかな? このKWの関連ホームページとしては、一応、ブログを使って2007/02/01にライトノベルが連載され始めた、MouRaのサイトを使っておきます。
年(代)
2045
地域
南関東
団体名
プロジェクト・ギートステイト