エンデの遺言「根源からお金を問うこと」

人々が空気のように当然と思っていることに、重大な疑問を投げ掛け、私の人生に於ける最も大きな疑問の一つへの回答のヒントを呉れた書。 所謂「地域通貨」「補完通貨」についての、日本での動きの始まりとなったと思われます。 1999年5月4日にNHKで放映された番組そのものは私は見損ねているのですが、そちらも探してみようと思っています。

「モモ」以来童話作家としてより重要な思想家としてミヒャエル・エンデを見るようになっていましたが、この書籍は多分、直接的な経済システムへの疑義、という意味で、モモよりも重要だと思います。 2007年春の今、景気は回復していると言われていますが、人間は幸せになっていません。

この書籍、そして何冊かの地域通貨補完通貨に関連する情報源等から、少しずつその方面への勉強を進めています。 このKWも、その勉強の進展に従って段々改善してゆきたいと思っています。

地域通貨のプロバイダーとして、CCSP.JPなどというサイトも作られている。 これももう少し調べて咀嚼してみるつもりです。

2009/01/07追記
私と良くにた考え方でモモと「エンデの遺言」を捉えておられる方のブログエントリを発見。


価格
1500円+税
ISBN
4-14-080496-3商品を見る
発売元
NHK出版
人名
河邑厚徳+グループ現代