僅か1ナノグラム未満の乾いた唾液からでもDNA分析が可能な時代
ガムやタバコの吸い殻を捨てた人に反省を促す為に、香港の街で拾われたゴミから、僅かな唾液を収集して、DNA分析し、有り得そうな顔を作ってポスターとして街に貼り出す、というキャンペーンが行われている、という記事を読んだ。
プライバシーの問題とか、冤罪に使われるんじゃないか、とか様々な議論が起きているようだが、そもそも、ガムやタバコの吸い殻に含まれる程度の僅かな唾液から、DNA分析が可能になった、という点に驚いた。 そして僕自身は、遺伝子分析に抵抗が無い。 数年前に自分自身が、DeNA社の唾液による遺伝子分析を受けて、自分に家の遺伝的な傾向と、ずばり一致するな、と実感したところだからだ。
自分の考えを正直に言えば、より多くの人が遺伝子検査を受けて、ビッグデータでそのデータを解析し、どういった遺伝子だと、どういう注意が有効か、どういう風な育ち方をするか、ということをデータ蓄積出来たら良いように思っている。
しかし、今我々が持っている価値観・評価基準だけで、個々人の遺伝子の優劣を判断してしまい、劣等と判断された遺伝子が排除されるようなことになると、本当の意味での多様性が失われてしまう気がする。 僕が展開しようとしている、情報伸展原理仮説の中でも、これは重要な部分になるだろう。
「ほんの僅かな乾いた唾液からでも、DNA解析が可能な時代に考えねばならないこと」 はてなブログに投稿しました #はてなブログ
— イルカ42 (@dolphin_42) April 13, 2019
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