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遠隔存在の可能性

爆笑問題の日本の教養の8月31日23時からの放映で、大阪大学の石黒浩教授(知能ロボット学)が取り上げられていた。 名古屋で行われた万博で、気味の悪いほど異様に人間に似たロボットを展示していたのは知っていたが、そのロボットを製作した研究室らしい。

その番組そのものも実に面白かったのだが、特に興味を惹いたのは、石黒教授にそっくりに作られたロボット。 当の石黒教授が顔にセンサー類を取り付けて喋ると、ネットワークで接続された遠隔地の石黒ロボットが、全く同じような顔で同じ動作で、石黒教授が憑依したかのように他の人たちに接するのだ。 人間の認識の深部を探る等、興味深い目的に使えそうだと、教授は話していた。

しかし、僕の関心はそういった高尚なものではない。 以前、ビジネスとして、無線LANで接続された可動型テレビ会議システムを貸し出して、海外出張を減らす、というのをかなり真剣に考えたことがあったが、ディスプレーの代わりにこのロボットを利用したらどうだろうか、と思ったのだ。 勿論、一台一台のロボットは非常に高価になるだろうが、例えばブッシュ〜安倍会談をセットして実施する費用を考えたら、ロボットを作って置いた方が圧倒的に安上がりだろう。 ブッシュロボットを一台首相官邸に設置し、安倍ロボットを一台ホワイトハウスに置くことで、かなり簡単に、より濃密なコミュニケーションを取ることが可能になるのではないだろうか?(勿論、通訳のことなど、言語が違う場合には更に複雑な考慮が必要だが)

日本の政治家の場合も、政治家は自分の地盤と東京の間を相当頻繁に往復しなくてはならない。 しかしこういったネットワークを介してコミュニケーションを行うシステムが導入されたなら、移動を相当減らすことが可能になるかも知れないと思うのだ。(まあ、地元で陳情に来る有象無象のロボットをいちいち作っておく訳には行くまいから、地元民はビデオ+液晶テレビ程度で、政治家のロボットを地元の事務所に置く、という感じになるだろうけれど)