来年度予算策定

さて、そろそろ来年の予算を策定せねばならない。 自分で好きな計画を立てられる訳ではなく、社内の各ビジネス部門がどういった設備要求を出して来るか、ということを予測しながら適切と思われる施設計画を立てて予算を出すのだが、何だか最初から当たる筈の無い占いでもやっているような気がする。 複雑な上に変数が多過ぎて、予想が難しい。

特に鳥インフルエンザパンデミックが起こった場合と、起こらなかった場合では状況が劇的に違う筈なのだが、実際のところはどこの部局もパンデミックの可能性をほぼ無視して策定しているように思える。 何がどうなるか、考えるのはとても大変だろうし、それを前提として計画して外れた(起こらなかった)場合の損失が大き過ぎて責任を負いたくない、という気持ちもあるのかも知れない。 世間一般の傾向はどうなのだろうか? 感染した者が半分以上死亡するような病気が人口の1割をも屠り去ったら、なんてことを真面目に考えるのは、想像力の点からも難しいことだと思う。