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インテリアデザインの感覚

今日、顧客(社内プロジェクトリのクエスター)が、こういうオフィスレイアウトでやりたい、という案を作って来たが、僕の目から見ると、目標とする機能を十分に発揮することが出来ない案だった。その旨を伝えたのだが、まだ自分の案に固執している。 困ったものだ。

ファシリティマネジメントの難しさの一つは、プロジェクトの参加者、特に素人の参加者が、自分にも家具のレイアウト位なら出来る、と錯覚してしまうことだ。 コンピュータソフトウェアのコーディング等と違って、家具は簡単に置き場所を決められると考えてしまうらしい。 しかし実際には十全な機能を発揮させるためには様々な考慮を加えて色々な側面から検討しなくてはならないので、そう簡単なものではないのだ。

素人の案が優れたものである場合も勿論多々あるのだが、最後にオフィスを仕上げる為に細かな部分まで気配りするのは、やはりプロの仕事になる。 自宅でソファーの置き場所を決めるのと同レベルでオフィスレイアウトを簡単に考えられてしまうと結果として巧くゆかないことが多いのだ。

それを防ぐ一番の方法は、実際の家具を使って、提案されたレイアウトのモックアップを作って見せることだ。明日の土曜日、新しいデスクの納入があるので、その新しいデスクを所定の位置に設置する前に、ユーザー側の案の通りに配置してみて、どういう感じになるか試してみよう。 もしかすると僕自身にも新しい発見があるかも知れない。 試してみた結果を、少なくともデジカメ写真で残せば、これはこれで説得力のある説明になりえる。

素人考えに腹を立てるよりも、前向きに話し合いを続けることが大切だ。