香港からフィリピン人メイドさん達が大挙帰国

朝4時に起きてホテルをチェックアウトし、タクシーで空港へ。 昨夜は早めに寝るようにしたつもりだったが、猛烈に眠い。 出張の疲れが出てきているのかも知れない。

キャセイパシフィックの機内では、幸運にもオーバーブッキングのお陰でエコノミー席からビジネスクラスにアップグレードされていた。 早めにチェックインしたのが良かったのか、それともキャセイパシフィックのメンバーカード「Mrco Polo」を呈示したのが効いたのか。 未だ一番下っ端のGreen Card Memberなのだが、やはりこういう特典があると、地道にマイレージを溜めたくなる。

機内は正に満席で、その殆どがフィリピン人女性。 多分殆どがメイドさんとして香港で働いている人達なのではないかと思う。 預け入れ荷物だけでなく、機内持ち込み荷物も制限ギリギリまで、という感じで故郷へのお土産満載である。 家族から離れて異国で稼ぎ、クリスマス休暇でお土産を持って帰国する、何だか胸に迫るものがある。

フライトは大気の状況がちょっと不安定で揺れが大きかったが、ビジネスクラスのお陰で食事は美味しかったし、マニラの空港に着くと即座に降機出来たし、良いことずくめだった。 しかし、預け入れ荷物のピックアップでは、延々と吐き出される巨大トランクや段ボール箱の列に僕のささやかなカバンがなかなか現れず、30分以上待つ羽目になった。 メイドさん達も大騒ぎで自分の荷物をピックアップしている。

コラソン・アキノ空港は、去年マニラに来た時と比べて随分綺麗に改装されており、昔の物悲しい、うらぶれた感じは殆ど払拭されている。 何だかフィリピン全体の景気が上向いたように思える。 タクシーでホテルに向かっても、何となく街全体に活気があるように感じた。 尤も、街の活気に関しては、どうやら一年の中でも最大級のイベントであるクリスマスのせいで皆が浮かれているのが原因だったらしいが。

今回も宿泊はマカティ・シャングリラ・ホテル。 個人的には自分が出張する10箇所近いアジアのホテルの中では最も気持ちよく過ごせる場所だと思っている。 ロビーも庭園も、クリスマス仕様に飾られて、これまた華やか。