デジタルビデオカメラの使い方

先週の木曜日の午後、営業部のトレーニングをビデオ撮りしよう、ということで、営業が総務のビデオカメラを借りて行ったのだが、いざトレーニングの講師が来て、開始しようとなったら、録画の仕方が分からない。 僕が呼ばれて見に行ったのだが、実は僕もこのソニーのデジタルビデオカメラは、一度も使ったことが無いので、使い方が分からないのは同様である。 大抵は録画ボタンを押せば済む筈なのだが、それがそんなに簡単でもない。 ソニー製のデジタルビデオカメラは、メモリースティックのスロットが付いていて、それが操作を若干ながら複雑にしているのであった。

結局、トレーニングの開始時刻に支障をきたしそうなので、ビデオ撮りを諦める破目になり、ちょっと恥ずかしい結末となった。 ビデオカメラは、一体社内の誰の管轄なのか、というのも常時情報システム部と交わされる議論なのだが、今時の情報機器で、中にインテリジェントな部分を含まずに成立しているものは、少ないだろうと思われる。 故に、総務もある程度はデジタル情報機器の分野に進出しなくてはならない、と考えられる節もあり、今後、総務の進むべき道は、なかなか微妙なものが感じられる。 

香港の上司は、インテリジェントな機器の管理は皆、情報システムと交渉して、あちら側に請け負わせるべきだ、と考えているようだが、そんなに単純に割り切れるものでも無い。 何をインテリジェントと呼び、何を「ダム:dumb」と呼ぶのか。 総務は「ダム」なものだけを扱えば良いのか? 米国で、ファシリティ&GA(=総務)が、情報システムからプリンタ機能を移行し、全ての紙上へのプリンティングを範疇に収めた、というのが、弊社の大きな流れだとすると、全く逆の考え方に進みつつある、と言えなくもないのだ。