不在者投票
明日の投票日にはマニラ・香港への出張に出てしまうので、参議院選挙の不在者投票に行った。 既に投票用の小さな紙片が郵送されて来ているので、それを家内の分と切り分けて、市役所の近くの投票所へ行くだけだ。
前回不在者投票した時もそうだったが、不在者投票の情報安全度は低いと思う。
- 投票用の小さな紙片を差し出すだけで、本人確認を一切やらない
- だから、宗教団体系の組織等で、所属員の管理が強ければ、全員の投票用紙を回収して、代理投票することが可能
- 票を「売る」こともたやすく出来る
何度も、色々な処で書いたり言ったりしているが、選挙というシステム自体は200年位前の技術レベルを想定して構築されているから、今では相当時代遅れになっている様式も残っていると思う。 本人認証などは今時だったら、指紋認証とか、虹彩認証でしょう? 紙を一枚持ってるだけで投票用紙を渡しちゃうようないい加減な選挙だったら、あんなに大量の人員を揃えて金と時間をかけた選挙を行う意味は無い。
僕としては、せめて以下の何点かを考慮して貰いたいと思う。
- 投票する前に本人確認する
- 本人確認には、最低でも写真入りのIDを用意させる
- IDとしては、運転免許証、パスポート、保険証を使用する
- 運転免許証に関しては、米国並みに「非運転免許証」も発行することとする
- 保険証には今は写真が無いが、本人並びに家族の写真を必ず入れるようにさせる
- 国民総背番号制度を実施し、必ず全員の指紋押捺と虹彩パターン登録を行う
ある意味では、上記の本人確認さえキチンと出来て、周囲で他人が監視していない空間で投票が行える条件さえ整えば、選挙なんて投票所を一々儲けなくても、軽易なフランチャイズ投票所みたいなもので代替出来るんではないだろうか? 又、地元でないと投票出来ない、という馬鹿馬鹿しい話も無しに出来る筈だ。
上にも書いたように、現在の選挙制度は、紙とペンの時代に構築された基本形を踏襲していて、時代遅れになりつつあると思う。
選挙というものの本質を考え直し、システムそのものを見直すことが必要だ。