板門店で夕食

ソウルで打ち合わせして、夕刻、Sさんが、今夜予定が無ければ夕食に行きましょう、と誘って呉れた。 どこへ行くのかな、と思ったら、国境近くで鰻を食べよう、という。

彼の車に乗せて貰って、高速でビュンビュン飛ばしつつ漢江の岸辺を走る。 次第に建物が少なくなり、気がつくと川岸にずっと有刺鉄線が張られているのに気付く。

この辺りはもう、北朝鮮との境に近く、河原は一般人立ち入り禁止らしい。 有刺鉄線の間に所々、監視小屋が見える。 今でも「休戦」状態の韓国と北朝鮮の現実が、迫ってくる。

巨大な電光掲示板が山の中腹に設置されている。 どうやら、北朝鮮向けのプロパガンダを夜間、映し出すらしい。 帰りに見たら、北朝鮮での駅の爆発事故に対する支援物資について書いてある、とSさんが教えて呉れた。

監視線を眺めながら、川のそばの鰻屋で夕食。 鰻をレタスや胡麻の葉に挟んで食べる。 日本の鰻よりちょっと固いが、なかなか美味しい。 最近、結構韓国の食事が好きになってきたな。

ソウルから板門店への高速道路、通行量が少ないので今は片側二車線ですが、南北統合後はソウル〜平壌間を5車線に増やせるように、土地は既に確保されているんですよ、というSさんの言葉に、韓国に人達の希望を感じたが、まだまだ先は長いよな。

あと、韓国の人達は「南北統合が成立すると、日本にとって手強い「大韓国」が成立してしまうので、日本人は本音では南北の早期統合を希望していない」という風に感じているらしい。 それって、韓国の側の自意識過剰なんじゃないの?とも思われる。

そんなことより、早くあの山賊国家を片付けて、日本の近所にかどわかしを働く無法者が出なくなって欲しい、と全日本国民が願ってると思う。 

政府の上層部でどう考えてるかは僕には分からないが、独逸と同じで、疫病神・貧乏神を背負い込んだが最後、20年は浮上出来ないだろうから、統合して大韓国に早くなって頂きたいものだ。(いや、マジで、応援してます。)