自転車で湘南平に挑戦

夕刻、以前から一度やってみたくて、まだ挑戦していなかったことにとりかかった。 長男の自転車(18段ギアの24インチ)を使って、近所の湘南平(高麗山)に登る、というものだ。 約7〜8年前、長男がまだ幼稚園の頃、ママチャリの後ろに長男を乗せたままで、湘南平の麓から自転車で登坂を始め、半分もゆかない所で死にそうに疲れてしまい、後は押して登った悔しい思い出があるからだ。

湘南平は小さな山で、高さ300m強程度しかないのだが、そんな山でも鍛えていない人間には結構きつい。 傾斜も結構あって、自動車でもエンジンが少し苦しげに音を上げる。 長男が生まれたばかりの頃はまだ僕も体力が残っていたが、今では随分衰えているしなぁ。 しかしママチャリはギアの切り替えが無く、今日は長男も後ろに乗せてないし、多分、何とかなるだろう、と思いつつ、走り出した。

長男の自転車は、黄色いマウンテンバイクだ。 お世辞にも軽いとは言えないが、まあ、ギアの切り替えが出来るので、登坂は楽な筈だったのだが、やはり結構坂はきつい。 感触として大体2/3程度登った辺りで、太腿に限界を感じて、Uターンして戻ってきてしまった。

下に下りてから気付いたのだが、どうもサドルの高さが低すぎたようだ。 もっと最適な高さにしてあれば、脚の筋肉の力を最大限利用出来て、もう少し高くまで登れたかも知れない。 あと、準備体操をキチンとやって、脚の調子を整えておけば、もう少し行けたかも。

いずれにせよ、この山には一度、足を下につかずに登ってみたい。 長男の自転車を(無断で)借りて登るのは本当は申し訳ないから、自分の自転車が欲しいところなのだが、これは彼が中学校に合格してからになるだろう。 いずれにせよ、近いうちに再度挑戦しなくては。

湘南平に挑戦したくなったのは、相当前からなのだが、背中を押したのはロードレース漫画「シャカリキ」だろう。 チャンピオンで連載中から大好きだったのだが、先日再版された7冊揃えをブックオフで入手して、それを読み返してから、自転車に乗りたくなってしまったのだ。 まあ、自分自身がロードレースに出たいか、と言われると、多分、もう出ないだろう、と思うけれど。

自分の自転車を手に入れて、湘南の気候の良い週末に景色の良い辺りを流して行くのは気持ち良かろうな、と思う。 あと、伊豆や箱根の辺りまで行ってみたいような気もする。 輪行袋を担いで電車で目的地に行って、組み立てて半日走る、なんてのも良さそうだ。