空港で家族に土産物捜し

家内は電話で「別に何も買って来なくて良いから」と言っていたが、その実、最後に何か期待しているような雰囲気を匂わせていた。 困るんだよな、こういうのって。 買って帰れば「買わなくていいのに」と言われるだろうし、何も買って帰らなければ「つまらないの」と冷やかな目で見られるし。

実際には何かを「僕の小遣いの中でやりくりして」買って帰ることを期待しているのかも知れない。 前回の香港でティファニーのシンプルな金の指輪を買って帰った時に、家のクレジットカードで買ったのがまずかったんだろうか。

結局、子供達に帽子、家内に龍の形の取っ手の大きなマグカップ、Tシャツ3枚、自分用に「香港」と大書された巨大マグカップを買った。 これで紙幣は殆ど使い切った。

本当は、HongKong Tanという洒落た服飾・雑貨の店があって、ここで家内にチャイナドレスを買いたかったのだけれど、彼女の好みとサイズが明確には分らないので諦めた。 それほど安いものじゃないし、彼女の好みを聞かずに買って行くと、却って機嫌を悪くするかも知れないし。 実のところは、結婚した時から、一度でいい、彼女に素敵なチャイナドレスを着せて一緒に歩いてみたい、と思っているんだが、今度彼女と一緒に香港に来るまでは実現しないかな。