「普通のパソコンをスパコンに変える」カード型超高性能演算プロセッサー

< http://www.hotwired.co.jp/news/news/20031015301.html >
クリアスピード・テクノロジー社が、『マイクロプロセッサー・フォーラム』において超高性能演算プロセッサーを発表する。 25ギガフロップスの速度を持つ並列プロセッサー『CS301』で、これを4個ずつ搭載した6枚のPCIカードを普通のデスクトップ機に装着した場合、世界最速スパコンのトップ500に入る性能になるという。低消費電力という点も魅力のCS301は、1年以内に製品化される可能性もあり、コンピューター・メーカーやアナリストの注目を集めている。

僕の好きなWiredの記事だ。 但し、単純なちょっとした改良の話ではなく、デスクトップPC程度の機材を今でいう「世界レベルのスーパーコンピュータ」に化けさせてしまう、というのだから驚きだ。 それも消費電力でさえ大したことがない、となると、普通のオフィス空間でお天気予想とか、蛋白質分子の構造解析とか、非常に力技と思われている仕事が出来るようになってしまうんだろうか?

僕の予想では、こういう力瘤の必要な計算作業は、ネットワークで中央化され、寒い地方で暖房としてCPUの発熱を副次利用しながら、演算結果だけを高速ネットで都市に持ってくる、というものだったが、ここまで劇的な演算能力の向上が予想されると、結局世界中どこにでも高性能演算装置を遍在させられる世界が実現してしまいそうだ。

ますます「マスマティカ」等の数学ソフトを学習したくなってきたな。