若野夫妻から「モモ」のお礼の手紙が届く

若野さんの夫妻に初めての赤ちゃんが生まれた、とのメールを貰い、アマゾン経由でミヒャエル・エンデのモモをお祝いに贈っておいたのが、届いたらしい。 お礼の手紙が来た。 

島崎家では、いつごろからモモの読み聞かせをしたか、なんて書いてあるが、あの本は実は子供に贈ったのではない。 子育てをする親に贈ったのだ。 子育ては経済原則とは全く違う原理で動かなくてはならない、無私、無償の行為だ。 だから、時間=経済原則を否定し、「人間が生きる時間」というものを気付かせて呉れる「モモ」を、これから大変な思いをしながら初めての子育てに挑戦する若い夫婦に贈りたかったのだ。

モモは僕の中では大袈裟に言えば、聖書に近いような存在だ。 だから、子供が生まれて、無私・無償の子育てをしなくてはならない忙しい現代人の友人達に、モモを贈りたくなる。