常磐線遅延、キャンプ事務局到着せず

9時5分前になっても、事務局のゴリラこと飯田先生が到着しない。 あれ、変だな、と思って、駅の電光掲示板を見ると「常磐線は8時40分頃、運転を再開しました」とか出ている。 考えてみると、筑波大学の教授である飯田先生や、その研究室の学生達は、全員常磐線でこちらに向かっているんじゃないか? ということは、9時半の新幹線に間に合わないかも?

近くに居たお父さんと「どうしましょうかね?」「座席番号さえ分れば子供たちを乗せて送り出すことも出来るんですが」なんて話をしていたら、早速誰かが携帯でゴリラ先生と連絡を取ったらしく、「事務局が遅れて到着するので、点呼して、今居る人だけで新幹線に乗ります」と言い、子供たちを班ごとに並ばせて点呼を取り出した。

太平にも移動させ、点呼の人に出席を報告させる。 大体半数がまだ到着していないようだ。 その場に居た父兄は皆、点呼を取って連絡を取っているお父さんに協力して子供を纏め、改札口から入って、地下の新幹線ホームまでついて行った。

正直言って、僕だけだったら、諦めて座席予約を取ってあった新幹線を見送り、事務局が到着してから子供たちを送り出す方向を取っただろうけれど、点呼を取ったお父さんは落ち着いて、その場でベストと思われる解法を追求した点で、感心させられた。 企業のリスクマネジメント担当者として、ああいった姿勢は見習わずばなるまい。