オスマン・トルコの至宝

トルコ三大文明展の中で最も人気があり、又、人目を引く展示物といったら、今日の写真にも出ている宝剣だろう。 

何でもこの豪華な宝剣、敵対する隣国イラクへの贈り物として制作されたものらしい。 宝物で戦争を回避出来るのであれば、そちらの方が安くつく、という政治哲学に基づいているらしい。 偶然、何かの事情でイラクへの贈与が行われなかったお陰で、今やオスマントルコを代表する最も有名な至宝となった、という訳だ。

いいね、宝物で人命を贖うという政治方針。 今の米国のブッシュ政権にも、同様の意識を持って貰いたいもんだ。 彼らは「宝物(財政)の為には他国民を幾ら虐殺しても構わないし、多少なら自国の兵士が殺されたって構いはしない」という風に見える。