二条城の本丸

二の丸を見終えて外に出ると、順路は本丸へ。 庭園も見事だが、本丸への堀から天守閣への経路も、素敵な造園だ。 本丸は幅10-20m程度の堀に囲まれていて、二箇所の橋で外と繋がっている。 その中に更に天守閣跡がある。 僕は知らなかったんだが、天守閣は、伏見城のものを解体移築したんだそうな。 それがやはり雷火で焼失して、再建されなかったのだそうだ。 江戸時代には、比較的治安が良くて、国内政治も安定していた時期が長かったから、もう、物見の櫓にあたる天守閣等は必要としなかったんだろう。

そういえば本丸は二の丸と比べて高い位置にあるせいか、避雷針がいたるところに設置されている。 やはり木造建築物には落雷は致命傷になりかねないんだろう。

天守閣跡は周囲に巨木が聳えているので、あまり見通しが良くないが、これから更に20m以上(5層の天守閣だったらしい)が聳えていれば、天辺からの見渡した風景はなかなかのものだったに相違ない。