東横イン 四条大宮

大島さんに勧められて、宿を東横インにしたのだが、これが意外と良い。 勿論、激安ホテルなので部屋は狭いんだが、値段が普通のホテルの1/2から1/3位なんじゃないだろうか? 二人で宿泊のツイン部屋で9000円位だ。 場所も地下鉄の駅から至近だし、簡単な朝食も付いているから、ビジネスでの出張等なら、これは非常に良いかも知れない。

驚いたことに、全室にイーサネットケーブルのジャックが付いていて、無料で使える。 おまけにロビーにはインタネット電話が設置されていて、これは全国どこでも固定電話に対して電話が無料だ。 普通のホテルでもまだ到達していないサービス領域に到達している部分もある。 なかなか面白い経営方針と見受けられる。

但し、アーリーチェックインとか、様々な変更は利かない。 画一的で単純なサービス。 部屋も、驚いたことにツインだとドアを開けた正面にユニットバス・トイレがあって、その左右に全く対称にベッドと極く小さなデスクがあるだけだ。 ベッドとデスクの間は20cmしか隙間が無く、デスク用の椅子はベッドで兼用、というまるで僕が設計したホテルのような無駄の無い造り。

ドアはオートロックすら付いていない。 電気はドアキーを差し込んで元ブレーカが入るタイプで、省エネ(=コスト削減)は徹底している。 窓は他のマンションに面しているんだが、外側に金網入りの頑丈なガラス窓が付いていて、その内側には内向きに鏡を嵌め込んだ二枚目の窓があって、防音と、部屋を広く見せる工夫と、断熱の工夫が凝らされている。

大島さんによると、いざとなったらマンションとして売却出来るように設計されているという話だが、こんな部屋だと売却出来るんだろうか? ワンルームとして使うのもイマイチだし・・・ 東横イン、何だか興味が湧いてきた。

部屋には東横インの経営者の著作の本が置いてあった。 内観法という心理学の治療法かなにかの分野である程度知られているのかも知れない。 こういう超低価格サービスを売り物にする企業は、企業活動自体が宗教の活動の一環として位置付けられていたりして、人件費を安く上げる工夫がされている場合があるが、(例:ダスキンオウム真理教のマハーポーシャ等)東横インもそういう手法を使っているんだろうか?