読書

自宅にある筈の本が発掘出来ない

家内が大学の授業で統計学が難しい、と泣き言を言う。 よし、それじゃ判りやすい本を読んだら良い、と日科技連出版の「○○のはなし」シリーズの中の「統計の話」を推薦してやった。 なんならアマゾンで購入しようか、と言ったら、確か僕の本棚にあったはず、…

陰陽師完結

漫画の陰陽師が13巻で完結した。 正直言って12巻辺りから全く理解出来ない世界に突入していて、13巻は殆ど訳が分からなかった。 どうして平安の都とエジプトがリンクしているのか、どうにも分からない。 何度か根気良く読み直せば理解出来るのかも知れないが…

名作自転車漫画を再読する

眠れず、夜中に「シャカリキ!」を再読。 自転車に乗りたくなる。 一昨年位からこれを読んでは自分でもまともな自転車を走らせたくなっているのだが、相変わらずママチャリしか持っていない。 長男が寮に居る間は、彼のマウンテンバイクを借りられるのだが、…

長女が借りてきた「宿題引き受け株式会社」を読む

1966年に初版が出た「宿題引き受け株式会社」(古田足日・作)を初めて読んだ。 有名な作品で何度も名前は聞いていたのだが、実際に読んだのは始めてだった。 大卒の初任給が2万円位だったり、プロ野球にスカウトされた有望新人の契約金が1,000万円だったり…

東海道線、再び遅れる

帰りに10分あったのでオアゾの中の丸善に寄ってDr.コトー診療所」を買った。 家内が読んでみたい、と珍しく口にした医学系人気漫画である。 全部で16巻もあるので、試しに4巻まで買ってみた。 1730の湘南ライナーに乗って即座に読み始めたが、非常に面白い。…

墨攻

長男の塾帰りを迎えに行って、待っている間に、ブックオフで酒見賢一の「墨攻」を見つけた。 以前、途中まで読んでいて、結局最後まで買わずに諦めたシリーズである。 酒見賢一は、「後宮伝説」が面白く、墨攻もとても面白かった覚えがある。 今回見つけたシ…

長男、養老孟司の「死の壁」をギブアップ

読んでみたが、何を言っているのか、イマイチ分からないらしい。 そんなに難しいことは言っていないと思うんだが、やはり子供には難しいんだろうか? 大人になって僕ら位の年代になると、実感を伴って面白いと思うようになるのかも知れない。今、家内が読も…

久々に攻殻機動隊を再読

イノセンスを観て、久々に攻殻機動隊を読みたくなった。 そろそろ黄ばんで来た書籍を掘り出して、再読したが、「おお、こんな風なディテールがあったっけか?」なんてところが多くて、自分の記憶の衰えに驚愕する。それにしても、1980年代末に、これだけのも…

ブリンの「ポストマン」を読み始める

「ガイア」を堪能して、今日から「ポストマン」を読み始めた。 世界文明が崩壊して、地域の小さなコミュニティが辛うじて生き残っているだけの北米で、偶然から郵便配達夫を始める男の話、らしい。ガイアでは超高度に発達した情報ネットワークから「惑星意識…

平塚南図書館で半日時間を潰す

朝、9時過ぎまで眠っていたが、まだ疲れが取れない感じ。 遅い朝食の後、家内に誘われて車で図書館に行って、いろいろ本を読み始めたら、樹なつみの「八雲立つ」が1巻から7巻まである。 多分7巻完結しているんだろう、という前提で読み始めたら、面白く…

ガイアの上巻、もうすぐ読了

上下巻なので、まだ半分以上残っている、と嬉しく感じる。 ブリンの作品は僕の未来予想をほぼ悉くカバーしており、やはり本当に頭の切れる奴には敵わないな、と脱帽する。ファイブスター物語と同じで、良く考えないと訳が判らなくなりそうだし、決して読者に…

 もう一人のチャーリイ・ゴードン

シャトルバスやエクスプレスの時間、そして空港の待ち時間を利用して、東京駅で購入した最後の梶尾真治の本「もう一人のチャーリイ・ゴードン」を読み始めた。詩的で、美しい話が多かった。「ノスタルジー編」となっているだけある。 梶尾作品は、今後、本棚…

 フランケンシュタインの方程式

出発前に、東京駅で買った書籍の一冊は、梶尾真治の「フランケンシュタインの方程式」だった。 スラプスティックスの短編集、と銘打たれているだけあって、楽しめた。 エマノン・シリーズや、美亜に贈る真珠を書いた抒情派とは思えないような、グロテスクな…

 経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか

関心空間で読んだダグラス・ラミスのキーワードに惹かれて、アマゾンで購入した「経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか」を、ようやく読了した。 素晴らしい本であった、と思う。 雲衣さんは理想論だ、と批判的だったが。感じとして、ミヒャ…

 若野夫妻から「モモ」のお礼の手紙が届く

若野さんの夫妻に初めての赤ちゃんが生まれた、とのメールを貰い、アマゾン経由でミヒャエル・エンデのモモをお祝いに贈っておいたのが、届いたらしい。 お礼の手紙が来た。 島崎家では、いつごろからモモの読み聞かせをしたか、なんて書いてあるが、あの本…

 音楽遺産 〜インターネット音楽配信の未来〜

久々に経済産業研究所(REITI)のメーリングリストをちょっとだけ読んだら、渋川修一先生の激しく面白い投稿があり、早く寝ようと思った目論見が危うくなってきた。UFJ総研の芸術・文化政策室が出しているニューズレター"Arts Policy & Management"で、「音楽…

バローズの「火星シリーズ」に耽溺

先日、ブックオフで購入した創元文庫のバローズ「火星シリーズ」の合本の分厚いやつを一冊持って来ていたのだが、これが凄く面白い。 多分、小学校2年の頃、郡山市立図書館児童室で借りた「子供SFシリーズ」の一冊で粗筋を読んではいた憶えがあるが、原作…

 SF読書で睡眠不足

ここ2〜3週間、米田淳一、梶尾真治、神林長平、と日本のSF作家の作品を貪り読んでいたが、遂に今週末からはダン・シモンズの「ハイぺリオン・シリーズ」にも手を出し(でも疲れた)更にクラークの「神の鉄槌」や「宇宙のランデブー」も読み始めた。ハイペ…

 「おもいでエマノン」読了。 「さすらいエマノン」も読み始める

木曜の晩、ブックオフでSFの書棚を見ていたら、梶尾真治の「おもいでエマノン」「さすらいエマノン」があった。 挿絵が鶴田謙二なのが決定打になって、購入。非常に面白い。

こういう大きな感動を受けた場合、中学高校の時分は本屋に走って、即、書棚にある同じ著者の作品を全部レジに運んだものだが、今それをやると、自宅の本棚が崩落しそうな状況だからなぁ。 まずは家内を口説いて、トイレの中に大規模な文庫本専用書棚を設置す…

 グッドラック 戦闘妖精・雪風を読了

名残惜しい気がしたが、帰りの電車で読了した。 で、後書を読んでいたら、これは後編で、前編「戦闘妖精・雪風」もやはり存在したのだ、ということが分った。 どうりでいやにとっつき難い設定だと思ったら、前編を読んでからこっちを読むことが期待されてい…

 「グッドラック 戦闘妖精・雪風」を堪能する

先週、プリンセス・プラスティック・シリーズを購入した際、書棚で見かけてついでに購入した「グッドラック 戦闘妖精・雪風」を読み始めたら、凄い重厚な内容で、すっかり惹き込まれてしまった。 往復の電車で寝ずに読んでいる。 これでは確かに疲労が溜まる…

 はいからさんが通る

大和和紀の「はいからさんが通る」が文庫本4冊で売り出されていたので、それを衝動買いして、通勤時間で読む。 リアルタイムで読んでいた頃は、本当に楽しんだ本だったが、今読むと、まあ、懐かしいけれど、それほど感動的ってほどでもなかったことが分った…

 梶尾真治の「美亜に贈る真珠」

SF短編集で、表紙が大好きな漫画家の水樹和佳子だったので衝動買いしたのだが、調べてみると結構評判の高い作品らしい。 関心空間にも幾つかキーワードがある。最初の書籍名にもなっている「美亜に贈る真珠」は、正直言うと、さほどピンと来なかった。 佐藤…

 プリンセス・プラスティック・シリーズ

東京駅まで更に汗だくで歩いて、駅内の書店に飛び込んだ。 プリンセス・プラスティック・シリーズの中の未読の最後の一冊、「フリー・フライヤー」を買いたかったからだ。(上野駅の書店では、結局、買えなかったし、平塚の書店にはこの巻が無かったのだ)毎…

 プリンセス・プラスティック

米田淳一のプリンセス・プラスティック・シリーズの一冊目を購入した。 無限に近い程の巨大な防御・破壊力を持った少女型戦艦の話。 士郎正宗の攻殻機動隊などとプロットの小物等が似ているような気もするんだが、実に面白い。 帰りの電車で半分読み、夜、疲…

 梨木香歩 りかさん

ここ数週間、梨木香歩の作品を「西の魔女が死んだ」、「裏庭」、「からくりからくさ」と連続して読んできた。 なぜだか肌が合う、というか読んでいてとても気持ちが良い作品だ。関心空間で、何人かの熱烈な賛辞を読んで、読みたくなってきたところに、丁度、…