北海道での地震に際して、他の地方のガス会社から応援が行くという話

今日の未明、北海道で大きな地震がありました。

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今日、偶然だが、東京ガスの人が、キッチンの火災報知器の交換に来て呉れる予定で、会社の休みを取って待って居た。 明るい顔の若い社員さんがテキパキと交換の作業をする中、「北海道の地震で、あちらのガス会社の人は大変でしょうね。」と言ったら、「そうですね、僕らも応援に飛ぶかも知れません。」とのこと。 先日の大阪での地震 

大阪府北部地震 - Wikipedia でも、応援に行っていたのだそうです。 考えてみれば、ガスは、水道や電気より、遥かに危険の高いインフラだから、大人数で一挙に調査や補修を行ってしまわないと、地域の人々の日常を戻すことが出来ないのだ。 北海道のガスの規格と、東京ガスの規格が微妙に違うので、呼ばれるかどうか、まだハッキリしないけれど、とも言っていたが、のんびり関東で定常メンテナンスしていられるのも、今日辺りまでなのかも知れません。 

ガス会社は、地域で分かれてはいるけれど、地震のような大規模なインフラの危機に際しては、他の地域からも応援が行ったり来たり、するのだな、と、考えてみれば、理屈にあったことだけれど、初めて知ったのでありました。 早く北海道の被災地に、インフラが戻って、日常に復帰出来ますように。

実際の自分より立派に見せたい弱さと生きる

大学生の頃、硬式テニスの同好会に所属していました。 高校から近所のテニスクラブで遊んでいたので、そこそこ上手くなり、脚力もあったので、少しは見栄えのするテニスをしている、と思い込んでいました。 今思えば、実際には、全く穴だらけの弱いプレーヤーだったのですが。

同好会の中のトーナメントで、自分が自分より弱いと思っている相手と初戦で当たることになると、「もし、上手く戦えなくて負けたら、どんなにみっともないだろう。」なんていう、お笑い種の心配でドキドキして、試合の前の晩、一睡も出来ない、なんていう厨二病的な奴だったのです。

大抵、それでも初戦では勝つのですが、二試合目か三試合目で、前夜に徹夜しているので、脚が動かなくなってきて敗ける、という情けのないテニスを、結局卒業するまで続けて、しかし、それでも、就職先の企業でも、テニスクラブに所属するようになりました。

配属された職場では、仕事が忙しく、実業団の試合に選手として選ばれて出る、前の晩の睡眠時間でさえ、3時間程度しか取れないような、過酷な状況で、練習時間も殆ど取れない時期が続きました。それでも、会社の名を背負って他社のプレイヤーと対戦せねばなりません。

その時になって、初めて「俺は俺であり、これ以上でもこれ以下でもない。勝とうが負けようが、その時出来る限りのことをやれば、それで良いではないか。」と開き直ることが出来るようになったのです。 睡眠時間が全く足りなかったこともあってか、この時期から、試合の前日に速やかに入眠出来るようになったのです。

試合では、勝ったり負けたり、大して会社の名誉の為に役に立てたとも思えないのですが、自分にとっては、大学時代、本当の自分よりカッコいい自分を、人様に見せよう、という「弱さ」に囚われていたのだな、ということに気づかせて貰った、そういう、ありがたい体験でした。

その後も、テニス以外では、まだまだ、見栄を張ったり、プライドが邪魔して何かを出来なかったり、様々な失敗を繰り返しながら、人生を過ごしていますが、時々、大学時代と就職後のテニスへの姿勢を思い出し、「俺は、俺であり、それ以上でもそれ以下でもない。」と呟いて、見栄の殻を破る方向で行動することを心がけています。

夜空に行列する飛行機

大船の自宅マンションのベランダで、夜遅くに洗濯物を干していると、晴れた日には羽田空港へ着陸しようと高度を下げる旅客機の光が見える。 その少し後ろに、もう一つ光が浮いている。 前の機体が着陸したら、次に着陸するのだろう。 そのもう少し後ろに、更にもう一機。 ということは、と数えて行くと、多分遥かに伊豆半島の方まで繋がっているのではないかと思うような、光の列が、最大で7機分位見えたことがある。 結構規則的な間隔で飛んで来ているように見えているのは、管制塔の方で、指示を出して整列させているのだろうか。

 

それがどうした、という話もあるかも知れないが、その中の1機でも、着陸に失敗したり、何らかのミスを犯すと、全機が大混乱になるだろうから、本当に粛々と決まったコースを決まったタイミングで飛んで来るのだなあ、と(多分)当たり前のことに感心してしまう。 交通システムというのは、大したものだ、と、この夜空の風景を眺めるたびに思う。

 

そして、そういった交通システムの一機一機に、数百人の乗客が乗って、羽田に付き、羽田から飛び立ち、各地へ動いて行くのか、と思うと、静かな夜空の向こうで、力強い社会の脈動が感じられるような気もする。

Linux Mintを使い始める

長男のWindows機が古くなり動きが遅く感じるようになってきたので、この機にLinux MintUSBから起動するようにして使ってみようと思った。

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とりあえず、ネット上にある手順を参考にしながら、ハワイ大学のサイトから、1.4GBほどもあるインストール用のファイルをダウンロードし、それを、手元にある16GBのUSBメモリーに、書き込む。

 

ノートPCの起動優先順位を「USBから起動」をHDDから起動の上に設定して、再起動すると、読み込みがUSBから行われて、起動した。

 

USBから起動しているにも拘らず、動きは非常に速い。 まだ殆ど使いこなす、までは至っていないのだけれど、段々にセットアップして使い込んでみたいと思う。

再読:第三企画室、出動す ~ボスはテスタ・ロッサ

関心空間アーカイブをチラチラ読んでいたら、2009年頃に書いた

kanshin.sub.jp

というキーワードが目についた。 

結構好きな経済小説だったので、まだ日経BPのサイトに残っているかな、と思って、リンクをクリックしてみたら、残っていた。 で、折角の振り替え休日に、只管、文庫本2冊分のネット小説を読み耽ってしまった。

 

日本が衰亡しつつある時期の、新日鐵(を救うというミッションを帯びた3人)をモデルとした小説なのだが、今読んでも実に面白いし、話の内容が古びていない。 結局、新日鐵新日鉄住金となって、インドのミタルからの買収を免れ、今の処は日本の会社として活動しているが、世界経済の非情なシステムを思い知ると同時に、根源的には今でも全く問題は解決していないことを感じる。 それどころか、7年経過して、事態は更に悪化しているのだ。

 

今の日本でまだ活動しているとしたら、作中の痛快な親父、旭山社長は、どんな考えを抱いているだろうか。 最近の作者の阿川大樹氏は、寡作ながら書き続けているようだから、そのうち、続編を書いてみて貰いたいものだと思う。

「「完全な『パクリ』レポート」を作成せよ」という大阪市大の課題が実に面白い

情報を編集し、己の物として行く過程が生きることだ、と考えている自分としては、実に我が意を得た記事だ。 「自分のオリジナリティ」というものに幻想を抱かず、自分の中から湧き出すものは、基本的には外部からコピーさせて貰ったものの編集結果である、という意識で、逆に積極的にそれを推し進めて行く姿勢、今後の社会で重要になるだろう。 Facebookで教えて頂いたのだが、やはりこういう風に関係する情報を相互にやりとり出来るネットワーク、というものは素晴らしい。 

 

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