電通過労自殺とアイボールエコノミー
電通過労自殺のことを考えていたら、アイボールエコノミー的な思いが浮かび上がったので、覚え書き。 これは自分的には重要な考えの端緒だと思う。
電通で過労自殺が起こった件について、正直言って詳しくは知らないので、その件についてとしてではなく、今の処純粋に空想的で大雑把な記載になる。 今回の件についてもっと良く調べたら、きっと間違いも見つかるだろう。 間違いについて、コメント歓迎。
・ 広告費が、旧来のマスメディアから、ネットメディアへ、大挙して移動しつつある。
・ 広告代理店は、細っている旧来メディアの代わりに、どんどん広告出稿を受注してくる。
・ しかし、ネットメディア上の広告単価を、そう簡単に上げられないので、露出量(若しくはクリック数、転換数?など)を増加させねばならない。
・ ネット上の露出は、キチンとトラッキング出来るので、旧来のメディア(テレビや新聞等)ほどには効果の誤魔化しが効きにくい。 又、ネットメディアの露出量(アイボール獲得量)は、上限があり、旧来メディアと違ってキチンと計数的に把握が出来てしまう為、旧来メディア程、営業マンの営業トークで媒体価値を膨らますことも出来ない。
・ それ故、ネット上での露出を一気に増やそうとしても、そう簡単に増やせない。
・ ネットメディアの効果は、人間の注意力(=アイボール)を如何に惹きつけるかの勝負になるが、「供給量=ネットを使う人間 x ネットを使う時間」なので、増加させるには限界がある。
・ その限界があるところで、無理に増加を行おうとして、広告代理店内で矛盾が起こり、その皺寄せがネット営業部の末端に行く。
・ 解決策としては、ネットメディアの広告出稿単価を上げ、旧来メディアの価格付けを下げ、適正なバランスを取り戻すことではないか。
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大手オフィス家具会社のITに適切に対応出来ていない自滅的な迷走。 今日、とある超大手オフィス家具会社のセミナー及び展示会に行って、上級管理職(事業部長クラス)のオフィスのセッティングを見たんだが、書類の置き場が殆ど無い。 電子化され画面上で処理するんですね?と聞いたら、そうです、との回答だった。 上級管理職が、外部の会議で資料を渡されたり、郵送等で書類を受け取った場合は、どうするんですか?と聞いたら、自分達でスキャンしてPDF化します、とのこと。 時給数千円の高給取りに、スキャナや複合機の前で、スキャン作業させるんですか? と聞いたら、わが社ではそうです、役員クラスになると、秘書が居ますから秘書にやらせると思います、と。 そんなオフィスの運用が、外の世界で許されるとは思えない。 そもそも、沢山の書類を受け取り、保管しなくてはならない上級管理職にスキャンをやらせるようなオフィスセッティングを、総務の人間が導入したら、その導入担当者の首が飛ぶ(左遷?)だろう。
未来的で格好良いオフィスだったが、仕事が実際どういう風に行われるのか、余り検討せずにデザインされ、顧客に提案されているようで、不安になる。 畏友柳父行二氏が嘆くような、実際のオフィスでの仕事を十全に分析せずに、新しいデザインのオフィス什器を販売しようとする傾向が見える、という問題点が、数年ぶりに訪れた展示会で、感じ取られた。
「最近の若者は内向きでも草食でもない、所得が低いだけ」という麻生太郎のコメントについて
そう、まさにその通りだ、とFacebookにエントリを書いたら、珍しく半日で32名も「いいね」を頂いた。 Wさんのコメントで、金だけじゃないだろ、と言われたが、「所得≒金」の部分を「社会的リソース」と読み替えれば、かなり当たっているのではないだろうか。
自分が育った環境は、有難いことに、そんなに大金持ちという程ではなかったかも知れないが、子供三人を私学に通わせて呉れた、働き者の両親に、我慢強く見守って貰えて、恵まれた環境だった。 私が幾らかでも外向きに何かを発信しよう、などということを考えるようになったのは、やはりそういった有難い環境で育てて貰ったことが大きいように思う。
子供達には、なるべく、「リソース不足によりやりたいことを極端に我慢」しなくて済む、ような環境を与えたやりたいものだ、と思う。
関心空間の閉幕
15年楽しませて貰った関心空間のサーバが遂に閉じられた。 昨夜は今までのキーワードをこのはてなブログへエクスポートしたり、Facebook上に作った関心空間ユーザー会で、知り合いの方々と名残を惜しんだりで、結構忙しかった。
関心空間は、最近は寂れているが、何となく、未来永劫続くように錯覚していた。 しかし、実際には、古くからのサービスだったこともあり、結構、ランニングコストが高かったようだ。 そして、最新のネットサービスへの移行も巧く行かず、結局閉鎖となったらしい。 残念なことだ。
かなり多くの知り合いが、最後にあたって、自分のキーワードや日記を、他のブログに移して、ネット上の活動を継続するようだ。 今後は、このはてなブログで、宜しくお願いします。
はてなブックマークでの関心空間終了の扱い
コピミズム伝道教会
情報工学を基本に、情報の複製と共有は聖なる行為である、としたスウェーデン発祥の宗教。 哲学を専攻する19歳の大学生イーサク・イェショーン(スウェーデン語: Isak Gerson) によって 2010年に創始された。
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この宗教の信奉者たちは「コピミスト」と呼ばれている。同教会によれば、彼らは、意思を疎通させる行いは神聖なものだという信仰を持っている。
この教会のウェブサイトには、神や超自然的な現象については一切書かれてはいない。
彼らは、コピー・アンド・ペーストのショートカットキーとして知られている、Ctrl+C と Ctrl+V を聖なる象徴であると考えている。
全ての知識は全ての人のためにある。
知識の検索することは神聖である。
知識を循環させることは神聖である。
複製する行いは神聖である。
2012年1月5日、この教会はスウェーデン政府によって(法律上の)宗教として認められた。しかし、違法なファイル共有をも行いかねないこの宗教団体を認可したことは、この団体が違法なファイル共有をした場合に、この問題に対するスウェーデン政府の断固とした処置からこの団体を免れさせ得ることを示すものではない、と言われている。
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情報工学をベースとした自分の世界観に良く適合しているので、スウェーデン語の情報が多いが、読み込んで日本語に翻訳し、日本のコピミズム伝道教会の拠点を作ろう、と思っている。
海賊党党員として、元EU議員であった、Christian Engström のサイトに掲載された、コピミズム伝道教会の福音書。